吉田正尚、9月初マルチで勝利貢献 自身3戦連続二塁打…本拠地の熱狂を誘う躍動

オリオールズ戦で二塁打を放ったレッドソックス・吉田正尚【写真：ロイター】

■本拠地・オリオールズ戦に「5番・指名打者」で先発、メジャー通算250安打＆150得点

【MLB】Rソックス 5ー3 オリオールズ（日本時間12日・ボストン）

　レッドソックスの吉田正尚外野手が11日（日本時間12日）、本拠地で行われたオリオールズ戦に「5番・指名打者」で先発出場し、4打数2安打の活躍を見せた。出場3試合連続二塁打を含む9月初のマルチ安打で打率は.287に上昇。チームは延長10回にタイラー・オニール外野手がサヨナラ3ランを放ち、チームは5-3で勝利した。

　吉田はメジャー2年目の今季、5月1日（同2日）に左手親指の付け根を痛めて負傷者リスト（IL）入りし、6月11日（同12日）に復帰。7月は打率.333、3本塁打、OPS.898、8月も打率.326、4本、OPS.897と調子を上げていた。

　9月は試合前時点で月間打率.167と苦戦していたが、この日はマルチ安打と気を吐いた。2-2と同点の8回1死一、二塁では、勝ち越しのチャンスも中飛に倒れて唇を噛み締めたが、延長10回は打席の直前でオニールが劇的弾を放ち、笑顔を見せていた。この日はメジャー通算250安打と150得点を記録するメモリアルな1日だった。

　吉田はメジャー1年目だった昨季は出場140試合で打率.289、15本塁打、72打点。今季はここまで95試合に出場して打率.287、9本塁打、49打点をマークしている。（Full-Count編集部）