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ド軍5戦40失点で投壊深刻 “PO先発1番手”が4四球乱調…指揮官「らしくなかった」

Full-Count / 2024年9月15日 12時6分

ブレーブス戦の指揮を執ったドジャースのデーブ・ロバーツ【写真:荒川祐史】

■ロバーツ監督、3回4四球のフラハティに「らしくなかった」

【MLB】ブレーブス 10ー1 ドジャース(日本時間15日・アトランタ)

 ドジャースは14日(日本時間15日)、敵地のブレーブス戦で2連敗を喫した。先発ジャック・フラハティが3回4四球5安打4失点と試合を作れず、チームは大量10失点。制球に苦しんだ右腕について、デーブ・ロバーツ監督は「カウントを悪くする時があった。直球を投げる必要があった時に制球力がなかった。4四球は彼らしくなかった」と早期降板に表情を曇らせた。

 移籍後はエース級の投球を見せていたフラハティが、不安定な投球で崩れた。1-1で迎えた3回に1イニング3四球を与えるなど一挙3失点。エース右腕グラスノーが右肘痛で今季絶望。プレーオフで“先発1番手”と期待される右腕の、まさかの乱調だった。フラハティは「自分たちの仕事としては、登板してチームが勝つためのチャンスをもたらすこと。今日のプレーを振り返ると、僕はそう言う意味でいい仕事ができなかった」とし、自身へかけられるプレッシャーを否定した。

 チームは9日(同10日)の本拠地・カブス戦から5試合で40失点。10日(同11日)の復帰戦で4回1失点だった山本由伸を除いて先発投手が序盤で崩れるケースが続いている。さらにグラスノーだけでなく、離脱中のカーショーとストーンの具体的な復帰プランも見えてこず、勝負の10月へ明るいニュースが全くない。

 頼みの大谷翔平は2試合連続無安打で「47本塁打&48盗塁(47-48)」のまま。「50-50」へ足踏みとなり、試合後は大きなヘッドホンをつけて早々に帰路についた。打線も初回に3番のテオスカー・ヘルナンデスが右中間への当たりで三塁を狙ったが、タッチアウトに。ロバーツ監督は「少し流れを変えてしまった。あれも、らしくなかった」と嘆いた。

 投打で歯車が噛み合わず、一方、2連勝のブレーブスはワイルドカード圏内に。勝負の10月へ苦手意識だけはつけたくない。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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