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驚異の「5/8」 大谷翔平を敬遠で歩かせても…ベッツはニヤリ「うまくいってる」

Full-Count / 2024年9月16日 12時27分

9回にホームへ生還してベンチへ迎えられるドジャースのムーキー・ベッツ【写真:Getty Images】

■大谷敬遠後のベッツは2打数2安打、スミスは5打数3安打

【MLB】ドジャース 9ー2 ブレーブス(日本時間16日・アトランタ)

 ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地・ブレーブス戦で2打席連続の適時二塁打を放ち、チームの逆転勝ちに貢献した。「1番・指名打者」で先発出場し、4打数2安打2打点。9回には申告敬遠で1イニング7得点の猛攻を演出した。特筆すべきは、大谷敬遠直後のドジャース打線の勝負強さだ。

 2-2で迎えた9回2死三塁、大谷は申告敬遠で歩かされた。リーグ最多47本塁打を放つ強打者だから当然の策と言えるが、2番にはベッツがいる。2018年MVP男は、防御率1点台の守護神イグレシアスから勝ち越しの中前適時打を放った。大谷敬遠後は3日(同4日)の勝ち越し3ランに続いて結果を出し、ベッツは「(もし大谷が対戦相手なら)僕でも彼とは対戦しないよ。幸運にもうまくいっているね。自信を保つのは難しいことだけど、その点について僕らは本当にうまくやっていると思う」と笑った。

 大谷敬遠後のドジャース打線は勝負強さを発揮する。2打数2安打のベッツだけでなく、ベッツ離脱中に2番を任されていたスミスは5打数3安打。大谷敬遠後は打線全体で通算8打数5安打と打ちまくっている。

 そもそもベッツ勝負もなかなか打てる手ではない。試合後、報道陣から「敬遠でベッツ勝負を選ばせる打者は何人いるか?」と聞かれたロバーツ監督は「ハッハッハッハ。地球上に1人か2人いるかもしれないな。1人はニューヨークで、もう1人はうちのクラブハウスだ」と笑い飛ばした。9回はベッツの勝ち越し打だけでなく、テオスカー・ヘルナンデス、エドマン、マンシーが3者連発。2死から一挙7得点を奪った。破壊力満点の打線が大谷を支えている。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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