大谷翔平、50号の行方は「わからなかった」 偉業達成の“記念球”も「ベンチを向いていた」

試合後、取材に対応するドジャース・大谷翔平【写真：荒川祐史】

■自身初の3打席連発＆10打点…メジャー7年目にして初のプレーオフ進出

【MLB】ドジャース 20ー4 マーリンズ（日本時間20日・マイアミ）

　ドジャース・大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、自身初の3打席連発を放った。2001年にショーン・グリーンがマークした球団記録49本塁打を2本更新。前人未到の「50本塁打＆50盗塁（50-50）」を達成し、さらに51-51まで伸ばした。50号については「ベンチを向いていたのでどこに行ったかわからなかった」と振り返った。

　49号を放ち、迎えた7回2死三塁の第5打席、ナックルカーブを左翼席へ運んだ。打球速度109.7マイル（約176.5キロ）、飛距離391フィート（約119.2メートル）、角度27度の一発で50-50を達成。大谷はベンチへ戻ってロバーツ監督とハグを交わした。敵地にも関わらずファンは総立ち。大谷はヘルメットを取って一礼した。

　その後9回にも3打席連発となるアーチを描き51-51まで伸ばした。50-50達成の記念弾は左中間席でキャッチした男性ファンは球場警備員に連れられて即退席していたが、大谷は「試合中なので特に」と現時点で接触がないことを明かした。

　昨年のWBCで野球日本代表「侍ジャパン」を優勝に導いたマイアミの地で、3打席連発。「一生忘れないと思います。すごく好きな球場の1つになったなと思います」。6安打10打点2盗塁の活躍でリーグのタイトル争いでは本塁打が2位のブレーブス・オズナと13本差、打点王がブルワーズのアダメスと9差。2冠独走となった。（Full-Count編集部）