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巨人のリーグ最強「55&18.6」 鮮明すぎる阪神との“差”…判明した首位走る「要因」

Full-Count / 2024年9月25日 7時40分

巨人・阿部慎之助監督【写真:矢口亨】

■巨人の失策数はリーグ最少の「55」

 リーグ優勝へのマジックを「4」としている巨人。4年ぶり頂点へひた走る要因の1つに、堅い守備力があげられる。2ゲーム差の2位にいる阪神とチーム防御率、打率はほぼ同じだが、決定的な差がある。

 巨人はチーム打率.244(リーグ3位)、防御率2.49(同2位)、リーグで突出しているわけではない。阪神のチーム打率は.244(同2位)、防御率も2.47(同1位)でほぼ互角となっている。

 大きく異なっているのは失策数だ。巨人はリーグ最少の「55」で、阪神は5番目に多い「83」となっている。

 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、守備全般での貢献を示すUZRは、巨人がセ・リーグトップの「18.6」で、阪神はリーグワーストの「-52.6」。リーグ優勝に輝いた昨年の阪神はリーグ1位の11.7で、巨人はリーグ4位の5.1だった。守備貢献度の増減が、現在の成績の一因になっているともいえる。

 ネット上には今季の巨人の守備について「堅くなってるのを感じる」「守備練習を重視していることが分かります」「首位の1つの要因」「投手陣と守備が良い」「カチカチの守備」といったコメントが並んでいる。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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