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大谷翔平、PO初アーチは雄叫び同点3ラン イチロー以来12年ぶり…本拠地はMVPコール

Full-Count / 2024年10月6日 10時26分

同点3ランを放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

■3点追う2回に同点3ラン…POでの日本選手による本塁打は7人目

【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・指名打者」で出場し、2回の第2打席で本塁打を放った。メジャー7年目にして初出場したプレーオフでいきなり豪快アーチ。本拠地は大歓声に包まれた。

 パドレスの先発右腕シーズから、大谷が豪快アーチをかけた。第1打席は左飛に倒れたが、第2打席で仕留めた。3点を追う2回2死一、二塁で、弾丸ライナーで右翼席に運んだ。打球速度111.8マイル(約179.9キロ)、飛距離372フィート(約113.4メートル)、角度25度の一撃だった。

 同点アーチに本拠地は狂喜乱舞。MVPコールが響き渡った。バットを放り投げて吠えた大谷は、同僚を鼓舞しながらベースを回った

 日本選手のポストシーズン本塁打は7人目。2012年のイチロー(ヤンキース)以来12年ぶりとなる。ポストシーズン初出場初本塁打は初めてだ。過去の6人は松井秀喜(10本)、井口資仁(1本)、田口壮(2本)、松井稼頭央(1本)、岩村明憲(1本)、イチロー(1本)。大谷がまた1つ勲章を手にした。

 昨年9月に右肘手術を受けた影響で、ドジャース1年目の今季は指名打者に専念。159試合に出場して134得点、54本塁打、130打点、411塁打、99長打、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036、ISO(長打率-打率).336、本塁打率(本塁打÷打数)11.78でリーグ10冠となった。打率.310、197安打、59盗塁はいずれもリーグ2位。異次元の成績で、3年連続22度目地区制覇の立役者になった。

 特に9月は衝撃の打棒。26試合で打率.393(107打数42安打)、10本塁打、32打点、OPS1.225、16盗塁をマークした。今季最終戦の9月29日(同30日)の敵地・ロッキーズ戦まで12試合連続安打を記録しており、6日ぶりの試合だったが好調を維持している。

 短縮シーズンだった2020年以来、4年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すドジャース。レギュラーシーズンで前人未到の「54本塁打&59盗塁(54-59)」を記録した大谷のバットは、プレーオフでも頼りになりそうだ。(Full-Count編集部)

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