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鈴木誠也、総括で反省続き「納得してない」 滲む危機感「このままだと終わる」

Full-Count / 2024年9月30日 9時32分

カブス・鈴木誠也【写真:ロイター】

■今季は132試合出場で打率.283、21本塁打、73打点、OPS.848

【MLB】レッズ 3ー0 カブス(日本時間30日・シカゴ)

 カブス・鈴木誠也外野手は29日(日本時間30日)、最終戦となった本拠地・レッズ戦に「3番・指名打者」で出場し、4打数1安打1四球だった。今季は132試合出場で打率.283、21本塁打、73打点。OPS.848はリーグ8位に入るなど、渡米3年目でキャリアハイの打撃成績を残した。それでも、試合後の取材に応じた鈴木は「良くないですね。また来年頑張りたいと思います」と反省しきりだった。

 11日(同12日)、敵地・ドジャース戦で20号を放ち、2年連続で節目の数字をクリア。2シーズン続けての20号到達は松井秀喜、大谷翔平に次いで日本人3人目、右打者では初だった。19日(同20日)の本拠地・アスレチックス戦ではメジャー移籍後最多の21本まで更新するなど、本塁打、盗塁、OPSはいずれも渡米後ベストだったが、「全てですね。僕自身は納得していない」と浮かない顔を見せた。

 鈴木は「怪我が良くなかったし。反省する点がたくさんあったので。オフに向けて頑張りたいと思います」と言葉を続けた。4月14日(同15日)に右脇腹を痛めて負傷者リスト(IL)に入り、約1か月の戦線離脱を悔やんだ。今季は大きな不調なく過ごした一方で「波は減ったけども、いいなぁと思うところがなかった。何でダメだったかは頭に入ってるので、来シーズンに向けて頑張りたい」と語った。

 打撃以外にも守備・走塁面での反省も口にした。本職のライトの出場は72試合、指名打者では59試合とほぼ半々だった。「自分の守備のせいでそうなってるので、監督の判断は正しかったと思います。チームが勝つにはそれが最善だったと思うので、それは僕自身が招いた結果だと思うので」と鈴木。

 一方で年齢を重ねて指名打者での出場が増える可能性は理解し、「いい勉強になった」としつつも「自分のプレースタイル的にDHはまだ早いと思いますし、それじゃここにいる意味がないと思ってるので。何とかもう1回ライトを守れるように頑張りたいと思います」。

 オフは守備・走塁の強化を目指すことを明かし「このままだと終わるだけなので、しっかりレベルアップしてやならいといけない」と、並々ならぬ決意も語った。また、メジャー移籍後3年間はプレーオフの出場はかなわず「やっぱり面白くないので、来年は力になれるように頑張りたいと思います」と、4年目で大舞台に立つことに意欲を燃やした。(Full-Count編集部)

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