大谷翔平、本当なら3冠王だった? シフトがなければ…数値が示す衝撃の事実
Full-Count / 2024年10月3日 6時59分
■打率の期待値XBAは.320、首位打者アラエスより8厘も上回る
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)から自身初のポストシーズンに臨む。移籍1年目の今季は54本塁打、130打点でリーグ2冠。打率.310も自己最高で3冠王を狙える好成績を挙げた。昨季までと何が変わったのか。MLB公式サイトの「ベースボール・サヴァント」で大谷の豪快な打撃を紐解いた。
シーズン終盤はリーグ2冠を独走したが、今季残した打撃内容は圧倒的だ。平均打球速度95.8マイル(約154.2キロ)、最高打球速度119.2マイル(約191.8キロ)は共に自己最高。特に平均打球速度は昨季94.4マイル(約151.9キロ)から1.4マイル(約2.3キロ)も速くなっている。右肘のリハビリ中に打球速度を上げるとは……。
長打になりやすい打球角度と打球速度を示すバレルゾーンはリーグ断トツの103球(リーグ2位はブレーブス・オズナの68球)。打数のうちバレルゾーンに入った打球の割合を示すバレル率21.5%もリーグトップで、昨季から1.9%アップさせている。
打率の期待値を示すXBA.320はリーグトップ。首位打者のパドレス・アラエス(XBA.312)を上回る高数値で、シフトがなければ3冠王を獲得できたということになる。打球速度95マイル以上の打球割合を示すハードヒット率60.1%もリーグトップ。昨季54.2%から大幅にアップさせている。いかに確実にコンタクトして速い打球を飛ばしているかが分かる。
打球の内容にも変化が見て取れる。自身初の本塁打王を獲得した昨季はゴロ42.6%、フライ30.3%、ライナー性22.7%だったが、今季はゴロ36.3%、フライ31.3%、ライナー性26.9%に。ゴロの打球が減り、フライとライナー性の打球を増やしている。
大谷にとっては初のポストシーズン。「ここから先はシーズン中に積み上げた成績や数字は意味がない。調子を維持して、気持ちを切らさずにいきたい」と語っている。進化を遂げた打撃で悲願のワールドシリーズ制覇へ挑むことになる。(小谷真弥 / Masaya Kotani)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ドジャース・大谷 ナ20冠!3冠王逃すも伝説シーズン「54-59」締め 日本人初のトリプルスリー
スポニチアネックス / 2024年10月1日 1時31分
-
大谷翔平 逆転3冠王の可能性残すも打率計算せず「どれくらいの差があるのかもよく分かっていなかった」
スポニチアネックス / 2024年9月30日 7時15分
-
大谷翔平 最終戦は不発も1盗塁「54―59」逆転3冠王ならずも日本選手初トリプルスリー達成、2冠確実
スポニチアネックス / 2024年9月30日 6時46分
-
大谷翔平、「54-59」で有終の美 最終戦は1安打1盗塁…3冠王ならずもリーグ2冠確実
Full-Count / 2024年9月30日 6時45分
-
大谷翔平 第4打席でついに安打→二盗で59盗塁!3打席凡退で逆転3冠王絶望的も12戦連続安打で見せ場
スポニチアネックス / 2024年9月30日 6時19分
ランキング
-
1メッシが復帰!首位を走るアルゼンチン代表が招集メンバーを発表【2026年W杯南米予選】
超ワールドサッカー / 2024年10月3日 7時30分
-
2【阪神】岡田彰布監督が今季限りで退任 球団は功績評価し何らかのポスト用意へ 後任有力候補は藤川球児氏
スポーツ報知 / 2024年10月3日 3時0分
-
3ヤクルト青木が涙涙…神宮を包み込んだ感動スピーチ「自分が愛した球団をよろしくお願いします」
スポニチアネックス / 2024年10月2日 21時29分
-
4“二刀流”ジャッジが「オオタニより上だ」 マウンドから投球する姿に米興奮「新クローザーだ」
THE ANSWER / 2024年10月3日 10時2分
-
5大谷は来季投手に軸足、目指すはサイ・ヤング賞 投打フル出場は《負担が大きく論外》と識者
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月3日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください