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敵地で鳴り響く「MVPコール」 リンドーアに米熱狂「オオタニはそんなにいい選手じゃない」

Full-Count / 2024年10月4日 14時29分

ブルワーズ戦に勝利し雄叫びを上げるメッツのフランシスコ・リンドーア【写真:ロイター】

■ワイルドカードゲーム第3戦は2安打1四球で逆転勝利の呼び水に

【MLB】メッツ 4ー2 ブルワーズ(日本時間4日・ミルウォーキー)

 チームを勝利に導く活躍で敵地にも関わらず「MVPコール」が巻き起こった。メッツは3日(日本時間4日)、ブルワーズとのワイルドカードゲーム第3戦、9回に2点差を跳ね返して劇的勝利を飾り、地区シリーズ進出を決めた。試合後、アメリカンファミリー・フィールドに詰めかけたメッツファンは、チームの切り込み隊長フランシスコ・リンドーア内野手を「MVPコール」で出迎えた。

 ワイルドカードゲーム第2戦までは四球で出塁していたもののヒットはなかった。しかし負けたら終わりの第3戦、「1番・遊撃」で先発すると初回先頭で二塁打をマーク。3回にもヒットを放った。0-2の9回は、相手守護神デビン・ウィリアムズから粘って8球で四球を選び、ピート・アロンソ内野手の逆転3ランの呼び水となった。

 リンドーアは試合後、敵地に詰めかけたファンの前に雄叫びを上げながら登場。今季、何度もチームを救う活躍を見せた“ヒーロー”を、メッツファンは「MVPコール」の大合唱で称えた。この様子をMLB公式X(旧ツイッター)などが投稿すると、SNS上では「この男にMVPを与えよ! オオタニはそんなにいい選手じゃない。ちょっとホームランと盗塁を稼いでるだけだ」「本物のMVP」「すごいリーダーシップ」などと、“リンドーアMVP論”に同調する声が一部で広がった。

 もっとも、「それはない」「いい選手だけどオオタニだよ」「オオタニとは近くもない」などと“反対派”も。リンドーアは今季152試合に出場し、打率.273、33本塁打、91打点、OPS.844、29盗塁をマーク。卓越した遊撃守備で貢献し、一時はMVP投票で重視される勝利貢献度WARでドジャース・大谷翔平投手を上回っていた。ただ、最終的には54本塁打&130打点&59盗塁の大谷がリーグ1位のWAR9.2をマークし、MVPの最有力候補となっている。(Full-Count編集部)

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