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大谷翔平、PO1号の雄叫びは「状況が状況だったし…」 2安打3打点で先勝「凄く興奮」

Full-Count / 2024年10月6日 13時20分

同点3ランを放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

■第2戦ではダルビッシュと対戦「自分のいい打席を送りたいと思う」

【MLB】ドジャース 7ー5 パドレス(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・指名打者」で先発出場。2回にポストシーズン1号となる同点3ランを放つなど5打数2安打3打点の活躍を見せた。チームは3点差をひっくり返す逆転勝ちを飾った。試合後のインタビューでは「雰囲気自体が凄く興奮、熱気で、本当にただただ楽しいなというゲームでした」と笑顔を見せた。

 劣勢ムードを一振りで吹き飛ばした。3点を追う2回2死一、二塁。右腕シーズのフォーシームをはじき返すと、打球はあっという間に右翼席に突き刺さった。打球速度111.8マイル(約179.9キロ)、飛距離372フィート(約113.4メートル)、角度25度のプレーオフ初本塁打だった。

 日本選手のポストシーズン本塁打は2012年イチロー(ヤンキース)以来12年ぶり7人目。ポストシーズン出場1試合目での本塁打は日本人初めてとなった。「素晴らしい投手ですし失投も少ない。そういう投手の難しいボールだったと覆うんですけど、いい形でヒットにできてラッキーだったかなと思います」と喜び、バットを放り投げて何度も雄叫びをあげたことには「状況も状況だったし、特にメジャーリーグの中でもトップクラスの素晴らしい投手が相手だったので凄くうれしかったですね」と振り返った。

 2点を追う4回1死一、二塁ではバットを折られながら中前打を放ってマルチ安打をマーク。テオスカー・ヘルナンデスの逆転2点打を演出した。初回先頭は左飛に倒れ、6回先頭と8回1死二塁は空振り三振に倒れた。

 先発した山本由伸投手は3回5失点だったが、チームは逆転勝ち。「初戦って硬くなると思うので、その中で由伸も悔しいと思いますけどまた切り替えて頑張ると思いますし、こういう初戦を素晴らしいチーム相手に取れたというのは本当に大きいんじゃないかなと思います」と手応えを口にした。

 6日(同7日)の第2戦はダルビッシュ有投手と対戦する。「自分のいい打席を送りたいと思うので、それがいい結果に結びつくんじゃないかと思うので存分に楽しんでいきたいと思います」と静かに闘志を燃やした。(Full-Count編集部)

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