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悩めるベッツに“メス” ド軍監督が緊急会談、29打席無安打も「過去は変えられない」

Full-Count / 2024年10月8日 11時24分

グラウンドに姿を見せたドジャースのムーキー・ベッツ(左)とデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

■ロバーツ監督「ムーキーと少し話をした。過去の試合を変えることはできない」

 眠れる主砲は目覚めるか。ポストシーズン29打席連続無安打と苦しむドジャースのムーキー・ベッツ内野手に、デーブ・ロバーツ監督の“メス”が入った。1勝1敗のタイで迎える8日(日本時間9日)の第3戦を前に、急遽、話し合いの場を設けたという。

「ムーキーと少し話をした。過去の試合を変えることはできない。プレッシャーは理解している。今、みんなが心配しているのは、明日の試合へ向けて、どうやってメンタルを整えるか。(もっと言えば)第1打席だ。それが私のメッセージだ。頭が整理された状態で、毎打席のことで心配になりすぎないようプレーさせるのは、私たちの役割だ」

 長いトンネルを抜け出せるか。ベッツは2022年のパドレスとの地区シリーズ第3戦の第2打席から29打席無安打。6日(同7日)の第2戦では初回に左翼・プロファーが本塁打キャッチされる不運もあった。

 昨季まで不動の1番だったが、左手骨折の離脱中に大谷が1番に定着。約2か月ぶりに復帰した8月から2番となった。現状、ロバーツ監督は大谷とベッツの打順を入れ替えることを「考えていない」という。

「1番を打とうが、2番を打とうが、あまり変わらないと思う。ショウヘイの状態はとてもいいし、今年はたくさん得点を挙げることができた。2試合、3試合で判断するべきことではない」

 この日の敵地ペトコ・パークでの打撃練習、ベッツは右翼方向への打撃に終始した。「息を吹き返してくれると信じている。彼が才能の持ち主だということを知っている。ムーキー自身もこの状況に怯えているわけではない。だから、全力でプレーするだけだ」とロバーツ監督。ポストシーズンでのライバル撃破には、やはりベッツは欠かせない。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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