ドジャースが“逆王手” 大谷翔平は雄叫び適時打、1安打1打点3出塁…本塁憤死で激情も

右前適時打を放ったドジャース・大谷翔平【写真：荒川祐史】

■大谷は3打数1安打1打点で打率.250、11日の第5戦はドジャースタジアムで行われる

【MLB】ドジャース 8ー0 パドレス（日本時間10日・サンディエゴ）

　ドジャースの大谷翔平投手は9日（日本時間10日）、敵地で行われたパドレスとの地区シリーズ第4戦に「1番・指名打者」で先発出場した。負ければ終戦の大一番。2回に右前適時打を放つなど3打数1安打1打点、2四球をマークした。ポストシーズン打率.250に。チームは12安打8得点で完封勝ちし、対戦成績を2勝2敗に。3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出へ“逆王手”をかけた。

　1点リードの2回2死一、二塁だった。大谷は右腕キングの初球、外角高めのスイーパーに反応。見逃せばボール球だったが、強引に引っ張って右前適時打とした。得点圏では直近18打数15安打。驚異的な勝負強さで追加点を生み出した。

　4回1死から四球で出塁。続くベッツの中堅後方へのフライでタッチアップし、好走塁で二塁を陥れた。ここまでは良かった。1死後、テオスカー・ヘルナンデスの三塁線への打球で本塁を狙ったが、打球が三塁塁審に当たるハプニング。三塁・マチャドからの本塁送球でタッチアウトとなった。初回先頭は二ゴロ、6回2死一塁は四球、8回先頭は空振り三振だった。

　チームは初回にベッツの2試合連続となる2号ソロで先制。スミスの中越え1号2ランも飛び出し、3回までに5点のリードを奪った。ブルペンデーだったこの日は元広島ブレイシアが先発。8投手の小刻みな継投でパドレス打線を手玉に取った。

　第5戦はドジャースの本拠地ドジャースタジアムで行われる。ドジャースは勝てば3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出となる。対するパドレスは2年ぶり地区シリーズ突破をかけて、ダルビッシュ有投手が先発する。（Full-Count編集部）