浴びた批判…立浪前監督は「心身ともに相当疲れていた」 中日が糧にする屈辱の3年間
Full-Count / 2024年10月10日 18時13分
■今季2軍の指揮を執った井上一樹氏が1軍監督に就任
前体制からの刷新ではなく、継承、そして発展。その方向性がにじむ“気遣い”だった。10日に名古屋市内で行われた中日・井上一樹新監督の就任会見。冒頭、あいさつに立った吉川克也球団社長は、「立浪(和義)前監督には3年間チーム改革のために多大なる尽力をいただきました」と、退任した前指揮官への感謝を口にした。
立浪氏からの退任の申し出を受け入れたことに関しては「成績不振もありまして、様々な批判もあったということで、心身ともにだいぶお疲れの様子でしたので」と説明。球団史上初の3年連続最下位という事実は刻まれたものの、球団にとっては前に進むための代償だった。大島宇一郎オーナーは「立浪監督の3年間で将来が楽しみな、きらりと光るものを持った若手選手も多く出てきたのも事実」と強調した。
屈辱の3年間から目を背けるのではなく、わずかでも見えた改革の兆しを促進させるための政権交代。井上新監督も「先日まで指揮を執られてきた立浪監督は、心身ともに相当疲れていた中で3年間務め上げられた。芽が出始めたチームの引き継ぎは責任重大だと感じています」と受け取ったバトンの重みを実感した。
球団からの就任要請に「僕でいいのだろうかと正直迷いました」と本音ものぞかせたが、“継承者”として自らが適役であると腹を括った。「立浪監督へのリスペクトを持っています。立浪さんが育てた選手、チームという財産を、(立浪氏と)絆がそこまで深くない方に持っていかれるよりは、自分が持っていこう」。志半ばでユニホームを脱いだミスタードラゴンズの無念も、一緒に背負う。
会見では、新旧2人が交わした会話の一部にも言及。「立浪監督とは2人で話しましたし、『心身ともに疲れるぞ。あの選手はこうだぞ』という話は聞いています」。想いを託された新監督がやるべきことはひとつ。築かれつつある土台に新たなエッセンスを加え、大きな化学反応に変えていく。(木村竜也 / Tatsuya Kimura)
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