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西武に外部の血…鳥越ヘッド就任の背景 求められた“鬼”の一面「選手に厳しく」

Full-Count / 2024年10月11日 14時0分

就任会見に臨んだ西武・西口文也新監督【写真:湯浅大】

■飯田本部長、新たなコーチ陣は「外部からの人材も含めて調整」

 西武・西口文也新監督の就任会見が11日、東京・品川プリンスホテルで行われた。ソフトバンクやロッテでコーチを務めた鳥越裕介氏のヘッドコーチ就任も発表され、西口監督は「選手に厳しく接して」と“鬼”になることを求めた。

 明大の出身の鳥越氏は中日やソフトバンクでプレーし、現役引退後は2007年からソフトバンクで11年間にわたって内野守備・走塁コーチや2軍監督などを担当。2018年からはロッテで5年間、ヘッドコーチなどを務めた。

 西口新監督は鳥越ヘッドコーチに期待することを問われると「自分はご覧の通り、おおらかな人間なので……。鳥越さんには僕よりも選手に厳しく接していただけたらと思います」と笑みを浮かべた。“鬼コーチ”としての役割を求めた。

 会見に同席した飯田光男球団本部長は鳥越ヘッドコーチ招聘について「今までにない視点や考え方や経験とかが必要。やはり外部の血と言いますか、そういうものが必要だというのがあります。今まで厳しさを持って指導をしておられたということなので、お願いさせていただきました」と説明。やはり“鬼”の一面を求めていた。

 外部の“血”によるチームへ期待する影響については「今シーズンはこういう状況になりまして、根本的にチームを変えていかないといけない。新しい考え方を取り入れることが必要だと思いました。いろいろな要素を取り入れることで、新しい常勝軍団を作っていく、という思いです」と述べた。

 そのほか、新たなコーチ陣については「現在調整中」としながらも「新たな視点や経験を持った外部からの人材も含めて調整しております」。鳥越ヘッドコーチ以外にも外部からの組閣の可能性を示唆した。また、退任が発表されている渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)の後任について、来季はGM職のポストをおかないことも明言した。

 おおらかな西口監督と厳しい鳥越ヘッドコーチ。52歳と53歳の“アメとムチ”が、最下位に終わったチームを立て直し、常勝軍団再生へと動き出す。(湯浅大 / Dai Yuasa)

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