ド軍指揮官によぎった悪夢「一番のストレス」 2年前の忌々しい記憶…思わず漏れた本音
Full-Count / 2024年10月12日 16時26分
■2022年は地区シリーズでパドレスに敗戦「重圧は感じていた」
【MLB】ドジャース 2ー0 パドレス(日本時間12日・ロサンゼルス)
3年ぶりの地区シリーズ突破。シャンパンまみれの指揮官は会見室の椅子に座ると、大きなため息を吐いた。番記者から「疲れてるようにも見える」と言われると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は再び大きく息を吐き「とても幸せだし、疲れているし、ハッピーだ」。そう言って笑った。
死闘を制した。第1戦は大谷翔平投手に3ランが出るなど打ち勝ったが、そこから2連敗。後がない状況に追い込まれた第4戦はブルペンデーを敢行し、8投手の継投でパドレス打線を無失点に抑えた。両軍王手で迎えた11日(日本時間12日)の第5戦。初戦で3回5失点と打ち込まれた山本由伸投手を送り込み、5回無失点とリベンジ。ソロ本塁打2本で勝利した。
ドジャースがリーグ優勝決定シリーズに進むのは2021年以来。2022年、2023年はいずれもレギュラーシーズンで独走しながら、地区シリーズで涙を飲んだ。中でも2022年はパドレスに初戦を勝利したが、3連敗で終戦。今年も第3戦までは同じ展開。指揮官の頭の中に、忌々しい記憶はこびりついていた。
「第4戦もそうだし、ここ最近で一番のストレスを感じた。チームが危機的状況にいたことや、相手に勢いもあった。しかも2年前に対戦したときは、彼らに敗れている。なので、そういう重圧は感じていた」
オフに大谷、山本、テオスカー・ヘルナンデス外野手ら大型補強して臨んだシーズン。レギュラーシーズンを制しても地区シリーズで敗れれば、失敗と見なされるのはわかっていた。「私はこの球団で経験したほど多くの逆境を味わったことはない。それでも私たちは1回も言い訳をしたことがないし、10月に(ワールドシリーズ制覇までの)11勝できないと思ったことはない」。重圧と常に戦ってきた。
チームは宿敵パドレスを下し、世界一まで残り8勝となった。「ほっとしているよ。やり返すことができた。私は彼らにどうしても勝ちたかった。私たち全員、何としてでも彼らに勝ちたかった」。喜びは束の間、13日(同14日)から再び死闘が続く。指揮官は1日だけほっと息を撫で下ろし、勝利の余韻に浸った。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
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