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大谷翔平、豪快2号は「帳尻合わせ」 米記者はボヤキ…得点圏8割超えも拭えぬ“疑念”

Full-Count / 2024年10月17日 14時59分

メッツ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

■得点圏6打数5安打も走者なしで22打数無安打…米敏腕記者は辛辣「Stat padding」

【MLB】ドジャース 8ー0 メッツ(日本時間17日・ニューヨーク)

 ちょっと首を傾げざるを得ない。ドジャース・大谷翔平だ。4点リードの8回1死一塁、右腕メギルから右翼ポール際へポストシーズン2号3ラン。この試合、唯一チャンスで迎えた第5打席で、右翼ポール際の2階席上段へ運んでみせた。

「そこまで素晴らしい流れ、いい流れをウチは継続していたので、連戦の初戦なので何点取ってもいいですし。そういう意味ではいいホームランになった」

 2勝1敗を決定づける一撃を大谷は満足げに振り返った。だが、摩訶不思議な結果が続いている。初回先頭は一ゴロ、5回先頭は右飛、6回2死は空振り三振。3回先頭は四球を選んだが、走者なしではポストシーズン22打数無安打となった。一方で走者ありの打席では9打数7安打の打率.778。得点圏になれば6打数5安打の打率.833に跳ね上がる。

「状況によっていいバッティングができればいいかなと思っている。今日も四球は取れましたけど、それ以外の打席、もうちょっと出塁して後ろにいい形でつなげれば、もう少し勝てる試合というか、チャンスのある試合もこれまで作れたんじゃないかなと思います」

 やはり1番打者としては、反省の残る試合だったか。この日は試合終了から約15分後に帰路についた。

 今季はリーグ2位の打率.310を残したが、ポストシーズンは打率2割前半を行き来する。前日15日(同16日)の記者会見では「打順を下げれば問題は解決するか」「ボール球を振っているのが苦戦の原因か」などと打撃不振が徹底的に問われた。

 チャンスで打てばいいように見えるが、豪快弾にも米メディアは厳しい。大谷の3ランは4点リードの8回に飛び出した。ある米敏腕記者のボヤキは辛辣だった。「今日のはスタット・パッティング(Stat padding)だな」。チームの勝利にはほとんど関係のない、「個人成績の帳尻合わせ」と言いたかったようだ。

 8月は月間打率.235と調子が上がらない中で今季月間最多12本塁打をかっ飛ばし、9月の月間打率.393、10本塁打、32打点の大爆発につなげた。つまり決して本調子でなくても、大谷の規格外のパワーなら本塁打は出るのだ。

 昨年12月に10年7億ドル(当時1014億円)のメジャー史上最高額の超大型契約を結んでから約10か月。17番はこんなもんじゃない。ワールドシリーズ制覇へ、本領発揮はこれからだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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