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大谷翔平の“お宝”巡り日米決戦か 「12億円でも」…米会社が指摘する圧倒的需要

Full-Count / 2024年10月20日 16時17分

50号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

■大谷翔平の50号記念球は「広告的なアイテムでもある」

 ドジャース・大谷翔平投手の「50号記念球」に注目が集まっている。オークションでは日本時間23日の11時に入札期限を迎えるが、米オークション会社「Goldin」社のケン・ゴールディンCEOは「7、800万ドル(約11億9600万円)になっても私は驚かない」と予想する。

 日本時間20日午後2時の時点でオークションでは180万ドル(約2億6900万円)となっている。ゴールディン氏は「このボールは現在、手数料を入れて220万ドル(約3億1300万円)です。2年前、アーロン・ジャッジが放ったシーズン62号のボールが150万ドル(約2億3300万円)で落札されましたが、その記録を抜き去り史上2番目に価値があるボールとなります」と言及している。

 現時点では史上2位の価格であり「この価値を超える唯一のボールは、1998年にマグワイアが打った70号ボールです。その年のオフに300万ドル(約4億2700万円)で落札されました」と説明を付け加えた。

 さらにゴールディン氏は「私は(50号の記念球が)、史上最も価値のあるボールになると予想しています」と予想。理由は「ショウヘイは本当に(他の選手と)違います。ショウヘイは神秘的な人物と言ってもいいでしょう。今までのキャリアでこういう野球選手は経験したことがありません。彼に全世界が注目しているのです。米国含めて、アジアにいる人は彼のグッズを収集しようと熱を出しています。つまり、2つの大陸がボールを求めて争っているのです」とした。

 価格の予想は「300万ドルを超えると予想しています。7、800万ドル(約11億9600万円)になっても私は驚かないですね」と笑った。果たして、超高額のお宝品を購入する人はどんな人なのか。「長らくコレクションをしている人たちです。裕福で、なんでもコレクションにしたいと思う人たち。医者、弁護士、金融の世界で働いている人が多いですかね。ショウヘイに魅了されているのです。彼らにとって、このボールを保有することは、歴史を預かることを意味しているのです」とゴールディン氏は明かした。

 そして、まだ購入を考えられるパターンもあり「(かつて)野球殿堂博物館に貸し出したいと言う人がいました。小売業をしている人で、注目を集めるためにこのボールを使いたいと言った人もいましたショウヘイにボールを渡したいと言う人もいるかもしれません。このボールは歴史的なアイテムですが、広告的なアイテムでもある可能性があります」と力説した。(Full-Count編集部)

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