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大谷翔平、貴重な中前適時打 得点圏で驚異の「9の6」…ド軍新記録のシリーズ16出塁

Full-Count / 2024年10月21日 11時23分

中前適時打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

■初回の第1打席は中前打→同点の生還

【MLB】ドジャース ー メッツ(日本時間21日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に「1番・指名打者」で先発出場。3点リードの6回無死一、二塁で貴重な中前適時打を放った。ポストシーズンでの得点圏打率は9打数6安打で驚異の.667。さらに同シリーズでは球団記録となるシリーズ16出塁もマークした。

 大谷が第1打席に続き、第4打席でも安打を放った。3点リードの6回無死一、二塁で中前適時打を放ち、貴重なチーム7点目を叩き出した。プレーオフ通算での得点圏打率は9打数6安打の.667で驚異的な勝負強さを発揮している。さらに、これでメッツとの優勝決定シリーズでは16出塁となり、チームのポストシーズン1シリーズでの出塁記録を塗り替えた。

 1点ビハインドだった初回は左腕マネイアからいきなり二遊間を破る中前打で出塁。1死後にテオスカー・ヘルナンデスの中堅フェンス直撃の単打で一気に三塁まで進んだ。その後、エドマンの左翼線への二塁打で同点の生還。一塁走者のテオスカー・ヘルナンデスも逆転のホームを踏んだ。

 MLB公式のサラ・ラングス記者によると、大谷は1本目の中前打でメッツ戦15出塁をマーク。ワールドシリーズのジム・ギリアム(1955年)、コーリー・シーガー(2020年)、リーグ優勝決定シリーズのマニー・ラミレス(2008年)と並ぶ球団記録としていた。2回の第2打席は空振り三振、4回の第3打席は捕邪飛だった。

 今季はレギュラーシーズン159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。打率.310で惜しくも首位打者獲得はならなかったが、54本塁打と130打点で2冠を手にした。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」にも到達。日本人として初めて「トリプルスリー」も達成するなど、充実のシーズンを過ごした。

 昨年12月に10年総額7億ドル(約1043億円)でドジャースに移籍。加入1年目は圧倒的な成績でチームを牽引し、ドジャースは98勝64敗、メジャー最高の勝率.605でレギュラーシーズンを終えた。メジャー7年目で初めて地区優勝を経験し、初のポストシーズンに出場中。チームでは2020年以来のワールドシリーズ進出を目指す。(Full-Count編集部)

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