大谷翔平は「断固たる意志を持っていた」 ド軍監督が明かした強行出場の舞台裏

試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真：小谷真弥】

■左肩亜脱臼も「1番・指名打者」で強行スタメン

【MLB】ヤンキース ー ドジャース（日本時間29日・ニューヨーク）

　ドジャースの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、敵地で行われるヤンキースとのワールドシリーズ第3戦に「1番・指名打者」で先発出場する。デーブ・ロバーツ監督は「今日プレーすると、彼は断固たる意思をもっていた」とスタメンに名を連ねた理由を明かした。

　前日27日（同28日）の練習時について「昨晩ケージでスイングをしている様子を見た。とてもよさそうだった。力強く、いい打球だった」と振り返る。「少しだけぎこちないスイングもあった」というものの、「私たちは（プレーが）制限されるとも思わなかった。彼はプレーできるだろうと」と話した。

　大谷は26日（同27日）の第2戦、7回に四球で出塁して二盗を試みた際に左肩を負傷。一時は立ち上がることができず、トレーナーに付き添われながらダグアウトに戻った。試合後にはロバーツ監督が「左肩の亜脱臼」と説明していた。

　指揮官は「私たち全員が、（出場できることに対して）彼より疑念を抱いていた」という。それでも「彼は土曜日（26日＝同27日）の夕方から（今日の試合に）出場するつもりでいたのだろう」と大谷の強い気持ちを感じていた。（Full-Count編集部）