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最多勝右腕ら5人が引退、2度目の戦力外も 2冠の巨人エースの裏で…明暗分かれた89年組

Full-Count / 2024年10月24日 7時56分

ヤクルト・嘉弥真新也、巨人・菅野智之、ロッテ・井上晴哉(左から)【写真:小池義弘、小林靖、矢口亨】

■広島・野村、ロッテ・井上らが引退…巨人・菅野は最多勝&勝率の投手2冠

 ロッテ・井上晴哉内野手の今季限りでの現役引退が23日に発表された。2018、2019年に24本塁打を放つなど長距離砲として活躍したが、今季は1軍出場機会がなかった。井上は1989年7月3日生まれの35歳。今秋に岐路を迎えた同学年の選手は少なくない。

 今季限りで引退する1989年世代は井上の他に広島・野村祐輔投手、中日・田島慎二投手、西武・岡田雅利捕手、オリックス・小田裕也外野手。野村は明大から2011年ドラフト1位で入団。1年目の2012年に新人王に輝き、2016年は16勝で最多勝、勝率第1位のタイトルを手にした。田島は2017年に34セーブを挙げた。

 ヤクルト・嘉弥真新也投手は戦力外通告を受けた。2011年ドラフト5位でソフトバンクに入団し、2022年に28ホールドを挙げるなど活躍。2019年には野球日本代表「侍ジャパン」の一員としてプレミア12に出場した。昨年オフにソフトバンクから戦力外通告を受けヤクルト入団も、今季は9登板で防御率14.54。2年連続で戦力外となった。

 今季中日に加入した中田翔内野手は62試合で打率.217、4本塁打。怪我に泣かされた。ソフトバンク・中村晃外野手は101試合で打率.221、0本塁打。広島・田中広輔内野手は66試合で打率.156、楽天・島内宏明外野手は40試合で打率.214と成績を落とした選手も少なくなかった。

 一方で、巨人・菅野智之投手は15勝3敗、勝率.833、防御率1.67の好成績をマーク。最多勝と勝率の2冠に輝いた。今オフは海外FA権行使によるメジャー移籍が有力視されている。丸佳浩外野手は138試合に出場し、リーグ優勝に貢献した。今季が35歳シーズンだった1989年世代。そのプロ野球人生は様々な表情を見せている。(Full-Count編集部)

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