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大谷翔平が1年でもたらした114億円 本来の年俸上回るド軍への恩恵…米驚きの経済効果

Full-Count / 2024年10月24日 15時14分

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

■米シンクタンクによると、ド軍はスポンサー料が114億円増えたという

 大谷翔平投手はドジャース加入1年目の今季、本塁打&打点の2冠王に輝いた他、前人未到の「54本塁打&59盗塁(54-59)」をマークして地区優勝に貢献。プレーオフでも3本塁打を放つなど、ワールドシリーズ進出の立役者になった。また、ドジャースに莫大な利益ももたらし、前年比でスポンサー料が7500万ドル(約114億円)も増えたという。米スポーツ経営専門シンクタンク「SponsorUnited」のボブ・リンチCEOは、大谷のブランド力と世界的な魅力によるものだと分析している。

 大谷は10年総額7億ドル(約1068億円)でドジャースと契約し、その内97%が後払い。今季から2033年までの年俸は200万ドル(約3億円)となっている。そんな大谷がドジャースにもたらした経済効果を、リンチ氏は「驚異的としか言いようがない」と語る。

 2024年、多くの日本企業がドジャースと契約。球団はスポンサー収入の増加だけで、大谷の年俸の37倍以上の利益を生み出した。多くの日本企業グッズやチケット、売店、ホスピタリティサービス(レストランでの食事やホテルでの宿泊など)は含まれていない。後払いがない場合の大谷の年俸は7000万ドル(約106億8000万円)。この額をスポンサー料の増加分だけで上回ったことになる。

 後払いは、ドジャースにとっての実質的なコストが最少であることを意味するとリンチ氏は指摘する。ドジャースを運営する投資家グループである「グッゲンハイム・パートナーズ」の財務手腕により、キャッシュフローを長年にわたって堅調に維持しながら、価値の上昇利益を確保している。大谷の7億ドル契約は巨額に見えるかもしれないが、分析してみると、「おそらくスポーツ・ビジネス界で最高のビジネス・ディシジョン(決定)なのだ」と分析している。

 先日、関西大学の宮本勝浩名誉教授は、大谷が2024年に生み出した経済効果は約1168億1181万円になると発表して話題を呼んでいた。まさに桁違いの“価値”を生み出す大谷に、ファンは改めて驚愕。「もうあの契約の元が取れている」「オオタニ効果」「ビジネスマンはオオタニが莫大に儲かることを理解しているって?」「あれ? 大谷の年俸100%以上回収してない?」とコメントが寄せられている。(Full-Count編集部)

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