容赦なきNYメディア「なぜ敬遠したんだ」 敗戦ヤ軍に厳しい目…指揮官に止まらぬ追及
Full-Count / 2024年10月26日 16時25分
■ベッツ敬遠→フリーマンにサヨナラ満塁被弾…ヤンキース監督に厳しい質問
【MLB】ドジャース 6ー3 ヤンキース(日本時間26日・ロサンゼルス)
ニューヨーク記者の容赦ない質問が飛び交った。「なぜベッツを敬遠したんだ」「なぜ10回にコルテスを使ったんだ」。25日(日本時間26日)のワールドシリーズ第1戦でドジャースにサヨナラ負けを喫したヤンキースのアーロン・ブーン監督の試合後会見は殺伐としていた。
先発のゲリット・コール投手が7回途中1失点と試合を作っただけに、ヤンキースにとっては痛い1敗だった。1点リードの延長10回。1死一、二塁で大谷翔平投手を打席に迎えたところで“切り札”を切った。左キラーの変則左腕ネスター・コルテスを投入。結果的にはこれが誤算だった。
コルテスは大谷を左邪飛に仕留め2死とし、ムーキー・ベッツ内野手を申告敬遠。満塁でフレディ・フリーマン内野手と勝負をしたが初球の直球を右翼席に運ばれた。劇的サヨナラ満塁弾。コルテスは打たれた瞬間、本塁打を確信し天を仰いだ。
試合後のブーン監督の会見は地元メディアから厳しい質問が飛び交った。「フリーマンと勝負をするために、ムーキーを歩かせたけど、それは熟考の末だったのか。そして、なぜその選択をしたのか?」。ブーン監督は「左対左だからそうした」と厳しい口調で迷うことなく言い切った。
同じく変則左腕のティム・ヒルを使わなかったこともあり、負傷明けのコルテスについても「なぜ10回に起用したんだ」と質問も飛んだ。「オオタニを抑えられるマッチアップがあるかはわからないけど、ネスター・コルテスなら私たちに可能性を与えてくれると感じた」。肩を落としてそう答えた。
ヤンキースは勝利が宿命づけられる球団。相手がドジャースだからといって負けていい理由にはならない。ニューヨークメディアの厳しい質問は結果で黙らせるしかない。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
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