強行出場の大谷翔平「痛みはひいてきている」 3連勝で王手「明日の試合に集中」

試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真：小谷真弥】

■3打数無安打もチームは3連勝「明日決められるに超したことはない」

【MLB】ドジャース 4ー2 ヤンキース（日本時間29日・ニューヨーク）

　ドジャースの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、敵地で行われたヤンキース戦に「1番・指名打者」で先発出場して3打数無安打、1四球1死球で2度出塁した。3連勝で4年ぶりの世界一に一気に王手。試合後の会見で、亜脱臼した左肩について「今は痛みもひいてきているので自分のスイングが戻ってきているのかなと思います」と力強かった。

　初回の第1打席に四球で出塁。26日（同27日）に負った左肩亜脱臼の影響か、塁上では左腕を固定するかのように胸元を掴んでリードし、牽制球には足から塁に戻った。第2打席は二ゴロ、第3打席は空振り三振、第4打席は三邪飛。9回1死の第5打席は左足つま先付近に死球を受けて出塁したが、続くベッツが二ゴロ併殺に倒れた。

「テーピングしたりしているのでいつもと違う感じはしましたけど、そこまで大きくは違わなかった」と問題なしを強調した大谷。「基本的には逆サイドの腕の方がおそらくきつかったのかなという感じがするので、左腕でよかったのかなと。不幸中の幸いかなと思います」と冷静に話した。

　シーズン後に手術するのか聞かれると「そこまでの話はしていない。今シーズン全て終わった後に改めて検査をして。今の状況では問題ないんじゃないかなと思います」と説明した。（Full-Count編集部）