打撃で体の開きを抑える“理想の回転”とは? 大阪桐蔭元主将がNGとする「重心の位置」
Full-Count / 2024年10月31日 7時50分
■指導するうえで一番悩む“体の開き”…解決方法を「ミノルマン」こと廣畑実氏が伝授
指導者、保護者が少年野球でバッティングを教えるうえで、一番悩むポイントが「体の開き」だという。言葉で伝えるのは簡単でも、具体的にどのような指導をすればいいのだろうか。大阪桐蔭高元主将で野球系YouTuber「ミノルマン」こと廣畑実さんは、「構えた時の“足裏の重心”が大切になる」とアドバイスを送る。
どれだけスイングスピードを高めても、体が開いてしまうと理想の打球は生まれない。バットのヘッドの返りが早くなり、引っ掛けたゴロが多くなり凡打の山を築いてしまう。自らの野球塾で子どもたちに指導を行う廣畑さんも、「体が開くスイングは横回転の場合がほとんど。体から手が離れて、バットが遠回りになり、芯でとらえる確率も下がってしまいます」と説明する。
では、体の開きを抑えるためには何が必要なのか。「構えた時点でほとんど決まっています」。開きの最大の原因は「かかと重心」にあり、未然に防ぐためには「つま先重心で構えることを意識してほしい」と改善ポイントを指摘する。
つま先に体重を乗せて構え、やや前かがみで骨盤が立った体勢をつくり、そこから後ろ側(捕手側)の肩を落とすようにスイングすると、体は自然に縦回転になる。股関節にしっかり体重が乗り、力強いスイング生まれるという。
小・中学生への指導に力を入れている廣畑氏【写真:喜岡桜】
■かかとを物に乗せて位置を高く…強制的に“つま先重心”をつくる
つま先重心を身に付けるには、“強制的に”かかとの位置を高くする方法がある。これまで数々の野球ギアを開発してきた廣畑さんは、「TSUMADACHI(ツマダチ)」という用具を考案。長さ100センチの半円柱バーにかかとを乗せて、“つま先重心”の体勢を作ることができるというものだ。
「ギアでなくてもボールや厚みのある板など、かかとを乗せるもので代用すれば大丈夫です。試合前に“つま先重心”で素振りや、ティー打撃などを行い、体の開きを抑え、理想のスイングを身に付けてほしい」
高いレベルで野球を続けるには小・中学生の段階からスキルを習得する必要がある。ただし、感覚や身振り手振りの指導だけでは、子どもたちは理解しずらい部分もある。廣畑さんは誰もが理解し、体感できる指導方法を工夫し、技術向上をサポートしていく。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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