契約破棄のコール、ヤ軍残留の可能性は? 求められる“秘策”…NY懇願「お金を渡すのだ」
Full-Count / 2024年11月3日 9時56分
■ヤ軍が1年3600万ドル(約55億円)を追加すると、契約破棄は無効になるという
ヤンキースのゲリット・コール投手が来季以降の契約を破棄(オプトアウト)したと、米複数メディアが2日(日本時間3日)に伝えた。ただ、ヤンキースは1年3600万ドル(約55億円)を追加するとオプトアウトを無効にできる権利を有している。ファンもその動向に注目し、「契約延長してくれ」「お願いだから契約延長して」と声をあげている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「ゲリット・コールがオプトアウトを選択。ヤンキースが彼のFAを阻止する方法ヤンキースがFAを阻止する方法」として記事を掲載。関係者によると、ヤンキースが現契約に1年3600万ドルを追加すると、コールのFAを無効にできるという。追加された場合はドジャース・山本由伸を抜いて、投手史上の最高額での契約になるとも伝えた。
コールは2019年オフに9年3億2400万ドル(当時355億円)でヤンキース入り。上乗せされれば10年3億6000万ドル(約551億円)となる。山本は昨オフ、ドジャースと12年総額3億2500万ドル(約497億円)で契約した。
記事はコールがアーロン・ジャッジ外野手と並んでヤンキースにとって重要な存在であるため、多くの人がコールのFAを無効にするのではないかと予想している。オーナーのハル・スタインブレナー氏も、クラブハウスの勢力図を把握するために2人と頻繁に接触しているそうだ。
一方で、戦略的な手としてコールを手放すことかもしれないと主張する人もいるかもしれないとも予測する。コールは今年9月に34歳になった。昨季はサイ・ヤング賞に輝き、今季は17試合登板で8勝5敗、防御率3.41。右肘の怪我に加えて速球と空振り率は昨年と比べて低下していると指摘する。また、FA市場にはコールより4歳若いオリオールズのコービン・バーンズ投手がいると述べている。
コールの存在は、ヤンキースのカルチャーの大部分を占める。コール自身も入団会見で、子どもの頃に「今日はヤンキースファン。明後日も、そして永遠に」というメッセージボードを掲げていとことも明かした。ヤンキースとの関係を断ち切りたいと思っている可能性は、極めて低いだろうと推し量っている。
ヤンキース専門番組の「トーキン・ヤンクス」がX(旧ツイッター)で「ゲリット・コールがオプトアウトを選択した」と伝えると、ファンは続々反応。「迷うことはない。彼にお金を渡すのだ」「簡単な決断だ。契約延長するのだ」「ヤンキーとして現役引退させよう」とコメントが寄せられた。ヤンキースはどんな決断をするだろうか。(Full-Count編集部)
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