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監督と怒鳴り合い「何で俺を出さないんだ」 日米の違いを超えた本気の“衝突”

Full-Count / 2024年11月9日 8時40分

北九州下関フェニックス総監督を退任した西岡剛氏【写真:小西亮】

■西岡剛氏が高橋尚成氏のYouTubeにゲストで登場した

 巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。独立リーグの北九州下関フェニックス総監督を退任した西岡剛氏がゲストで登場し、ロッテ時代のボビー・バレンタイン監督との秘話を明かした。

 西岡氏は2002年ドラフト1巡目で大阪桐蔭高からロッテ入り。ルーキーイヤーにデビューし、3年目の2005年には122試合出場とブレークした。チームは1996年から2004年まで長くBクラスが続く“低迷期”。しかし2004年から再登板したバレンタイン監督のもと、2005年にリーグ優勝を果たした。

「2005年くらいからパ・リーグは人気が出たけど球場はガラガラだし、ロッテは弱かったし。チームが強くないと(ファンは)入ってこない。強くなることで覚えてもらう。ボビーが1番宣伝広告塔としてロッテマリーンズを表に出した切り替わりの年代の監督だと思いますよ」と当時を振り返る。

 さらに「僕、ボビー・バレンタインといっぱい喧嘩をして、対談したり今も会ったりするんですけど、『一番手がかかった』と言われましたね。日本の選手の主張の仕方って直接話すことがない。でも僕はボビーには常に『何で俺を出さないんだ』と言っていた。監督室に呼ばれて凄い怒鳴られて、僕も怒ってやってらんねえみたいな。でも扉から出るときにすぐハグをしてくれて『よく本音で話してくれたね』と。日本の人は本音で常に喋ってほしいというけど建前でしか話さないから日本の気持ちが分からないと常に言っていた」と本音をぶつけあったからこそ絆が生まれていたことも明かした。

「米国と日本の文化の違いもあると思うので、もし日本の監督にもしていたらずっと干されているでしょうね。出会いに恵まれていますね」と西岡氏。若手時代を支えてくれた監督への感謝の思いだった。(Full-Count編集部)

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