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侍Jに立ちはだかる台湾投手陣 ロッテで44試合登板、プレミアベストナイン右腕も

Full-Count / 2024年11月9日 14時1分

台湾代表の選手たち【写真提供:CPBL(Taiwan)】

■台湾代表の元NPB3投手、「チェンチェン大丈夫」でお馴染みの左腕も

「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」で台湾代表が16日に野球日本代表「侍ジャパン」と対戦する。ここでは日本でも馴染みのある選手を紹介する。

 1人目は33歳左腕の陳冠宇(チェン・グァンユウ)投手(楽天モンキーズ)だ。2011年から4シーズン、DeNAでプレー。2015年にロッテに移籍し、主に先発として14試合に登板。5勝4敗、防御率3.23という成績を残した。2016年以降は、主にリリーフとして登板を重ね、2019年には44試合に登板し、1勝1敗5ホールド、防御率3.63と貴重な左腕としてチームに大きく貢献した。

 2020年シーズン終了後に退団し、2021年CPBL(台湾プロ野球)ドラフト会議で楽天モンキーズから1位指名を受け入団。CPBL4シーズン目となる今季はセットアッパーとして、54試合に登板し、1勝4敗26ホールド、防御率1.97という好成績をあげる。国際大会も多く経験しており、2015、2019年のプレミア12、2017、2023年のWBCに出場している。

 2人目は30歳右腕の張奕(ジャン・イー=チョウ・ヤク)投手(富邦ガーディアンズ)だ。2016年のドラフト会議でオリックスに育成の外野手として入団。2018年シーズン途中から投手として公式戦に出場し、2019年に支配下選手登録された。2022年にはリリーフとして15試合に登板し、0勝0敗、防御率2.38という成績を残した。

 2022年オフにオリックスへ移籍した森友哉捕手の人的補償として西武に移籍。2023年は5試合の登板に終わり、シーズン終了後に退団。その後、2024年CPBLドラフト会議で富邦ガーディアンズから2位指名を受け入団。今季は全試合リリーフとして24試合に登板し、2勝3敗7ホールド、防御率4.24という成績をあげる。

 国際大会での活躍はめざましく、2019年のプレミア12では2試合に先発。通算投球イニング13回2/3を無失点かつ、いずれの試合でも白星を挙げたことから先発投手部門でベストナインに選出された。

■代替選出の32歳は元西武の最速151キロ

 最後の1人は32歳右腕の郭俊麟(クォ・チュンリン=カク・シュンリン)投手(統一ライオンズ)だ。2014年のオフに西武に入団。1年目の2015年は主に先発として21試合に登板し、3勝7敗、防御率5.31という成績を残した。その後、2019年まで西武に在籍し退団した。2020年CPBLドラフト会議で富邦ガーディアンズから2位指名を受け入団したが、同年はトミー・ジョン手術のリハビリのため登板なしに終わった。

 その後台鋼ホークスを経て、今季は統一ライオンズで主に先発として20試合に登板し、最速151キロのストレートとチェンジアップを武器に3勝7敗1ホールド、防御率4.74という成績をあげる。台湾代表歴も豊富で、2015年のプレミア12、2017年のWBCに出場している。今回のプレミア12では他投手のコンディション不良により、代替選出され、活躍が期待される。

 日本野球をよく知る3投手が、日本戦で登板する機会があるか。楽しみに待ちたい。

※情報は10月29日時点のもの(「パ・リーグ インサイト」高木隆)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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