3年連続最下位…中日が抱える“泣き所” ワースト数値解消のカギ握るポジション
Full-Count / 2024年11月9日 19時32分
■中日はリーグワーストの373得点…指標「wRAA」は2ポジションで最悪数値
2024年シーズンで、中日は60勝75敗8分けで3年連続最下位に沈んだ。チーム打率はリーグ3位の.243も、373得点はリーグワーストだった。低迷打開へ急務の打力アップ。打撃指標を見ると、泣き所のポジションが複数あることが分かる。
セイバーメトリクスの観点から分析を行う株式会社DELTAのデータによると、リーグの平均的な打者に比べてどれだけチームの得点を増減させたかを示す指標「wRAA」で、中日はリーグ5位の-48.9。最下位は広島の-66.5だったが、1位のDeNAは74.7で、2位から4位はヤクルト(27.3)、巨人(11.0)、阪神(2.3)と続く。マイナス指標は2球団だけだった。
ポジション別に見ても二塁、中堅でリーグ最下位だった。二塁は-15.8。守備に定評がある田中幹也内野手がチーム最多の80試合、板山祐太郎外野手が同2位の35試合に先発したが、打撃面では低調だった。
中堅は-7.2だった。2022年最多安打の岡林勇希外野手は80試合に先発したが、右肩故障で出遅れ。オルランド・カリステ内野手がチーム2位の26試合、戦力外通告を受けた三好大倫外野手が同3位の18試合に出場した。
一塁も2.7で5位。中田翔内野手が51試合、石川昂弥内野手が47試合出場だった。井上一樹監督が就任して臨む2025年シーズン。上位浮上には打力向上が欠かせないだろう。新監督がどのように選手を配するか、また球団はどのような補強を進めていくだろうか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
12球団ワーストなのに…GG賞投票数への“疑問” 「-19.2」&「-15.7」も評価の珍現象
Full-Count / 2024年11月12日 17時39分
-
断トツでも逃した巨人29歳…ついに初受賞か 遊撃に新たな忍者、データで選ぶセGG賞
Full-Count / 2024年11月12日 7時40分
-
巨人、CS突破のカギ握る吉川尚輝の“代役” 13-0と沈黙も…22歳に「解放された」
Full-Count / 2024年10月20日 15時8分
-
西武のイケメン25歳が「未来を担う」 100%&4.7で大化け間近…X期待「頭一つ抜けた」
Full-Count / 2024年10月19日 7時40分
-
現ドラで開花…巨人27歳は「移籍して良かったね」 大舞台での美技にX衝撃「流石すぎ」
Full-Count / 2024年10月17日 7時15分
ランキング
-
1侍・井端監督「非常にホッと…」初戦快勝 「ドキドキしていたが、選手がよく頑張ってくれた」
スポニチアネックス / 2024年11月13日 22時40分
-
2イチロー氏、eプレミア12のスペシャルゲストに 決勝前のセレモニーに登場…機構発表
Full-Count / 2024年11月13日 20時42分
-
3永野猛蔵騎手の騎手免許を取消 12か月の騎乗停止処分決定を受けて本人が申請 スマホ偽装持ち込み、親族への馬券予想行為も
スポーツ報知 / 2024年11月13日 16時32分
-
4巨人・井上温大 内心「動じてました」 初回だけで8度も帽子飛ぶ サイズはいつもと同じも「形が浅めで」
スポニチアネックス / 2024年11月13日 23時42分
-
5FAのT・ヘルナンデス外野手獲得に、ア・リーグ東地区の強豪レッドソックスとオリオールズなどが興味
スポニチアネックス / 2024年11月8日 7時38分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください