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大砲候補は正念場、移籍先で開花の万能選手 育成→戦力外も…中日“2019組”の現在地

Full-Count / 2024年11月11日 7時20分

中日・岡林勇希、石川昂弥、日本ハム・郡司裕也(左から)【写真:小林靖、矢口亨】

■石川昂弥は今季82試合で打率.272、4本塁打、25打点

 10月24日に行われたドラフト会議では、支配下69人、育成54人の計123人がプロ野球の扉を開いた。一方で多くの選手が去る厳しい世界。ドラフトの成果がわかるのは5年後ともいわれるが、今から5年前の2019年に実施されたドラフト会議で中日が指名した7選手の現在地を見てみる。

 佐々木朗希投手に4球団、奥川恭伸投手に3球団の指名が集中したが、中日はオリックスとの競合の末に石川昂弥内野手を指名した。和製大砲として期待され、1年目からデビュー。昨季は121試合で13本塁打とブレークの足がかりを築いたが、今季は82試合で打率.272、4本塁打、25打点だった。23歳となり、来季は真価が問われるシーズンとなるだろう。

 2位の橋本侑樹投手は昨季救援に再転向し、今季47試合の登板で防御率1.73と抜群の安定感を示して飛躍した。5位の岡林勇希外野手は2022年に161安打を放って最多安打のタイトルを初獲得。昨季も全試合出場で163安打を放ち、2年連続でベストナイン、ゴールデングラブ賞とリーグを代表する打者に成長した。今季は故障で出遅れ123試合で打率.256、109安打に終わったが、万全なら来季も中心人物となるだろう。

 4位の郡司裕也捕手は昨季途中に日本ハムにトレードで移籍し、今季127試合で打率.256、12本塁打、49打点をマークした。打力を生かして捕手だけでなく一塁、二塁、三塁、左翼、指名打者での先発もあり、5試合では4番も務めるなどユーティリティプレーヤーとして重宝されている。また6位の竹内龍臣投手は2021年から育成契約となり、今季限りで戦力外となった。

 3位の岡野祐一郎投手と育成1位の松田亘哲投手は昨季限りでそれぞれ戦力外となり現役を引退している。(Full-Count編集部)

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