事実上のWSは「パドレス戦」 ド軍指揮官が覚悟した敗退「最高のチームと感じた」
Full-Count / 2024年11月11日 18時31分
■ベッツのポッドキャスト番組に出演…ロバーツ監督が明かした本音
大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは今季、4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を果たした。デーブ・ロバーツ監督はムーキー・ベッツ内野手が司会を務めるポッドキャスト番組に出演。“事実上のワールドシリーズ”は、パドレスとの地区シリーズだったと本音を明かした。
ロバーツ監督はベッツのポッドキャスト番組「On Base with Mookie Betts」に出演。パドレスとの地区シリーズについて「あなたはどう感じていたんですか。あなたの視点では」とベッツから尋ねられた。ドジャースとパドレスは同じナ・リーグ西地区。レギュラーシーズンでは2位パドレスに5ゲーム差をつけてドジャースが優勝したが、対戦成績は5勝8敗と負け越した。
指揮官は「私はあれをワールドシリーズと見ていた。ポストシーズンが始まった時点では、パドレスの顔ぶれからして、最高のチームだと感じていた」と本音を吐露。ベッツも「100%」と同意した。3戦先勝制の地区シリーズはドジャースが初戦を取るも、第2戦ではダルビッシュ有投手の前に7回1得点に終わり敗戦。第3戦も落とし、王手をかけられた。
「彼ら(パドレス)は、もはや我々を恐れてはいなかった。我々に慣れていたし、シーズン中にやっつけられた。彼らにはハングリー精神があった、久しく優勝していなかったからね。だから、我々にとって最大の試練になると感じた。特に短期決戦(5回戦制)では」と指揮官。さらに「私にとってはあれがワールドシリーズだった。私の不安と緊張の多くはあのシリーズに向けられていた」と振り返った。
流れが変わったのは敵地での第4戦だった。8-0の快勝。ブルペンデーを8投手による継投で快勝し、逆王手をかけた。「あちらは街中のけんかのように、こちらを威嚇しようとする。我々はそれを受けて立つ準備ができていた。あそこから、君やチームメートたち、球団、そしてファンはどんどん自信をつけた。第5戦でリードした時点で、とにかく彼らは我々に対応できないと感じた」。第5戦も2-0で完勝。崖っぷちから生還したドジャースはそのまま頂点に駆け上がった。(Full-Count編集部)
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