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16年ぶり偉業も…米辛辣「不適格だ」 大舞台で輝けなかった“最強守護神”に批判殺到

Full-Count / 2024年11月12日 19時44分

ガーディアンズのエマヌエル・クラセ【写真:Getty Images】

■ガ軍のクラセが救援投手として16年ぶりにサイ・ヤング賞の最終候補3人に入った

 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する各賞の最終候補3人が11日(日本時間12日)に発表。ア・リーグのサイ・ヤング賞部門でガーディアンズのエマヌエル・クラセ投手が入ったことに「いや、無理だろ」などと批判的な声が相次いでいる。

 26歳右腕のクラセは、レギュラーシーズンでは74試合で4勝2敗、防御率0.61で47セーブと圧倒的な成績を残した。しかし、ポストシーズンでは7試合に登板し、8回を投げて3本塁打を含め12安打を浴びるなど8失点で2敗。防御率9.00と散々な内容だった。

 ガーディアンズの公式X(旧ツイッター)は「エマヌエル・クラセはシーズンを通して圧倒的な活躍を見せ、ア・リーグのサイ・ヤング賞のファイナリストに選ばれた」と投稿。米放送局「MLBネットワーク」も「エマヌエル・クラセは、2008年のフランシスコ・ロドリゲス以来、サイ・ヤング賞のトップ3ファイナリストに選ばれた初めてのリリーフ投手だ」とXに記載した。

 投票はポストシーズン前までが期限とあって、レギュラーシーズンの成績が評価の対象となっている。クラセのレギュラーシーズンとポストシーズンとの成績の“高低差”もあり、ファンも複雑な反応。「彼のプレーオフでのパフォーマンスでは、この賞にふさわしくない」「プレーオフでの成績を考えたら不適格だ」「プレーオフでのことを考えると無理だな」「コメント荒れるだろうな」「素晴らしいレギュラーシーズンだったけど、あのプレーオフの内容で? いや、無理だろ」「彼にとって幸運なのは、これはレギュラーシーズンの賞だということだね」「プレーオフはサイ・ヤング賞にカウントされるべきだ」と

 MLBは公式ホームページに「サイ・ヤング賞のファイナリストにリリーフ投手が選ばれるのは珍しいことだ。リリーフ投手は投球イニング数がかなり少ないため、リリーフ投手が究極の投手賞の候補に挙がるためには、圧倒的で支配的な成績が求められる。しかし、クラセは間違いなくその基準を満たしている」と掲載。クラセの候補入りが“異例”であることを伝えている。(Full-Count編集部)

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