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ド軍がソト争奪戦から後退か「追わないだろう」 米報道…“大谷君臨”で限られる選択肢

Full-Count / 2024年11月13日 9時55分

ヤンキースのフアン・ソト【写真:Getty Images】

■去就が注目されるソト

 今オフのFAの目玉とされているフアン・ソト外野手を「ドジャースは追わないだろう」と、米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が12日(日本時間13日)の記事の中で予想した。その理由の1つとして、大谷翔平投手の存在を挙げている。

 メジャー7年間で通算201本塁打、592打点、シルバースラッガー賞4回の強打者。今季は157試合に出場し、打率.288、41本塁打、109打点、OPS.989の成績を残し、アーロン・ジャッジ外野手とともに打線の中軸を担い、リーグ優勝に貢献していた。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、ソトについて「7億ドル(約1082億円)に迫る金額」になると報道している。

 パッサン記者はブルージェイズとレッドソックスが今週面談予定と説明。今後はメッツとヤンキースとも面談する。その中で、昨年大谷や山本由伸投手らと契約し大型補強を行ったドジャースについては「ソトを追わないだろう」と指摘した。

 パッサン記者は理由として「万が一ソトの守備範囲が原因で(ポジションを)移動することが余儀なくされた場合、指名打者のポジションにおけるオオタニの存在が、(ドジャースの立場からすると)選択肢を限られたものにする」と説明した。また、契約年数についてはパドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手が保持する14年3億4000万ドル(約526億2000万円)を抜いて「球界史上で恐らく史上最長になる」としつつ、金額も6億ドル(約928億6000万円)を超えると予想している。

 ソトはゴールドグラブ賞のファイナリストには入っていたものの、ファングラフス算出の守備指標UZRでは、-5.1。600イニング以上守った選手の中では93位に位置する。仮に守備面での課題が露呈した場合、他球団なら指名打者の選択肢もあるが、ドジャースでは大谷がいる以上は指名打者に空きがないのが現状だ。

 それでも「ソトの市場が万が一弱まる場合、彼らは喜んで(獲得を)検討するだろう」と獲得の可能性はゼロではないとも説明。その金額とともに、移籍先に注目が集まる。(Full-Count編集部)

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