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NPB経験者が10人 中日・絶対的守護神や鷹・最優秀防御率左腕ら…侍Jの脅威、キューバ代表

Full-Count / 2024年11月13日 17時11分

大会に向け調整を行うキューバ代表 【写真提供:(C)Federacion Cubana de Beisbol y Softbol】

■侍ジャパンは16日にキューバと対戦する

 野球日本代表「侍ジャパン」はすでに開幕した「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」で、16日にキューバ代表と対戦する。かつて「アマチュア最強チーム」と称され、そのユニホームの色から「赤い稲妻」と世界から恐れられたキューバ代表。今回は日本にゆかりのある今大会メンバーを紹介する。

 キューバ代表は1982年から1997年にかけて出場した全ての大会で優勝、1991年から6年間は国際試合で無敗と無類の強さを発揮。1992年のバルセロナ五輪以降の6大会(2021年東京含む)で、3度の金メダル(1992年バルセロナ、1996年アトランタ、2004年アテネ)と2度の銀メダル(2000年シドニー、2008年北京)を獲得した。

 しかし2009年のWBCからかげりが見え始める。2次ラウンドで日本代表と2度対戦し、2試合とも完封負け。続く2017年WBCでも2次ラウンドで敗退し、衰退も感じさせていたが、2023年のWBCではベスト4入りを果たすなど復活の兆しを見せつつある。

 そんなキューバ代表には今回28選手のうち10人がNPB経験者いる。その代表格が最優秀防御率のタイトルホルダーとなった、ソフトバンクのリバン・モイネロ投手。今季から先発へ転向。25試合に登板、11勝5敗、防御率1.88、WHIP0.94と転向初年にして十分すぎる成績を残した。今大会でも侍ジャパンの大きな壁となりそうだ。

 さらに今季、ソフトバンクに育成で入団した19歳のダリオ・サルディ投手は「モイネロ2世」と呼ばれる身長186センチの大型左腕。長身から投げ下ろす伸びのある直球と変化球のコンビネーションで打者を打ち取っていくスタイルが特徴だ。ファーム非公式戦ではあるが20試合57イニングに登板し、6勝1敗、防御率2.84、44奪三振と好成績を残している。

 そのほか中日の絶対的守護神ライデル・マルティネス投手、日本で10年間活躍したアルフレド・デスパイネ外野手、日本ハム躍進の立役者のひとり、アリエル・マルティネス捕手らもいる。「赤い稲妻」が今大会で猛威をふるうのか、注目される。(「パ・リーグ インサイト」竹林慎太朗)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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