侍戦で日本流気遣い…キューバ代表左腕は「いいやつやな」 死球後の“行動”にX感動

日本戦に登板したキューバ代表のリバン・モイネロ【写真：小林靖】

■モイネロは8回に辰己に死球、辰己は負傷交代して病院に直行した

「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」にキューバ代表として出場しているリバン・モイネロ投手（ソフトバンク）の“行動”にファンが注目している。17日の日本戦で辰己涼介外野手（楽天）に死球を与え、試合後に「辰己はどこ？」と探し回った。これに「モイネロいいやつやな」「聖人かよ……めちゃくちゃ好感度上がる」といった声が上がった。

　モイネロは体調が万全ではない中、1点を追う6回から登板。同点の8回無死一塁で投じた147キロ直球は抜けて辰己の右肘付近を直撃した。辰己は苦悶の表情を浮かべてうずくまり、代走を送られて交代。その後病院に直行していた。

　1死一、三塁から栗原陵矢内野手（ソフトバンク）に勝ち越し犠飛を浴び、敗戦投手になった左腕。試合後に辰己を探し回り、佐藤都志也捕手（ロッテ）に「辰己は大丈夫？　ごめんなさい」と謝罪するなど心配そうな表情だった。

　SNS上では「気遣いの出来るモイネロ投手もサムライ魂を持っていると日本中に知れ渡って欲しい」「試合が終わればノーサイドの精神だし、勿論わざとじゃないし、それでも気にしてぶつけた相手に気を使うのは世界共通じゃないか」「モイネロの人柄が出てるな」「なんか泣けてきた　モイネロずっとホークスいてくれ」「モイネロええやつやん」「モイモイもゆっくり休んでほしい」「体調面、試合での天候含め本当お疲れ様でした」といった反応があった。（Full-Count編集部）