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FAソトと面談予定もド軍は“不利” 避けられぬ事情…死に物狂いで獲得狙うライバル

Full-Count / 2024年11月19日 16時20分

ヤンキースからFAになっているフアン・ソト【写真:Getty Images】

■西海岸が本拠地のドジャースは地理的に“不利”だという

 ヤンキースからFAとなった26歳のフアン・ソト外野手を巡る争奪戦は激化の様相で、ドジャースも参戦して今週中に面談するとMLB公式サイトが伝えた。ただ、米紙「ニューヨーク・ポスト」の敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏はドジャースの“不利”を指摘。その理由の1つに地理的要素もあるという。

 同紙はヘイマン氏の記事を「ヤンキース幹部がフアン・ソトと面会。ドジャースも争奪戦に参加することが濃厚だ」の見出しで掲載。ヤンキースからブライアン・キャッシュマンGM、アーロン・ブーン監督らが出席して会談したこと、すでにメッツ、レッドソックス、ブルージェイズとは会談を済ませ、今後、ドジャースとも会談する予定であることを伝えた。

 ただ、ドジャースについては“不利”という見解だ。「西海岸に本拠地を構えるドジャースは、この争奪戦で最有力と考えていないだろう。ソトは立地は軽視しない要素だと周囲に打ち明けており、(ドジャースに)会うことには合意したので、少なからず興味はあるのだろう」した上で以下のように報じた。

「ソトの両親は、ドミニカ共和国かフロリダ州フォート・ローダデールに住んで欲しいと思っており、サンディエゴ(パドレス)時代は両親にとって地理的負担があった。ドジャースは間違いなくその点においては不利だということは認識しているはずだ」

 また、獲得に興味を示している球団の複数幹部は、他のFA選手と同様に最も高額なオファーを提示したチームに移籍することを予想しているという。その場合「ヤンキースにとっても簡単な道ではない」とも述べている。

 ドジャースは大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手らスーパースターと「リーズナブルな契約を結べているが、札束合戦になれば敗れる傾向にある」とも指摘。コーリー・シーガー内野手やゲリット・コール投手の例を挙げた。シーガーはレンジャーズと10年3億2500万ドル(約503億円)、コールはヤンキースと9年3億2400万ドル(約501億円)の契約を結んだ。

 獲得へ“本腰”を入れているメッツとブルージェイズが最も高額なオファーを提示するとみられている。メッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏、ブルージェイズのエドワード・ロジャース氏は球界屈指の最も裕福なオーナーとして知られており、2人は「何としても獲得したいようだ」と結んでいる。日本円で1000億円規模ともみられているソト争奪戦。どの球団が獲得するだろうか。(Full-Count編集部)

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