指名漏れ、2度目の戦力外、防御率9点台 苦しむ大阪桐蔭“最強世代”…波乱万丈の現在地
Full-Count / 2024年11月20日 7時30分
■元日本ハムの柿木はトライアウト参加、根尾は3登板で防御率9.39
2018年の甲子園で春夏連覇を達成した大阪桐蔭。その強さは圧倒的で、同年のドラフト会議では4選手が指名された。それから6年。4人の現在地を改めて検証する。
高校時代に投手と遊撃の二刀流で活躍した根尾昂には中日、巨人、ヤクルト、日本ハムの4球団が競合、中日が交渉権を得た。内野手としてスタートし、2021年には主に外野手で72試合に出場した。2022年3月に外野登録に変更となり、遊撃への再コンバートを経て6月に投手登録に変更された。同年は25試合に登板した。
昨年は2登板に終わり、今季は3登板(1先発)で1敗、防御率9.39。2軍では16登板(14先発)で4勝5敗、防御率2.63だった。先発ローテに加われるか。来季は勝負の年になりそうだ。
藤原恭大外野手にはロッテ、楽天、阪神が1位入札。ロッテが交渉権を得た。1年目は開幕スタメンを果たすも出場は6試合。3年目の2021年は7・8月度の月間MVPに輝いた。2023年は自己最多103試合に出場も、今季は右膝蓋骨骨折で出遅れ。6月28日に1軍昇格し、74試合で自己ベストの打率.290、出塁率.364、OPS.749をマークした。
190センチ左腕の横川凱投手はドラフト4位で巨人に入団した。2020、2021年に2試合ずつ登板も、2021年オフに育成再契約を結んだ。2022年4月に支配下復帰したが、同年オフに再び育成へ。2023年3月に支配下復帰し、プロ初勝利を飾るなど4勝(8敗)をマーク。今季は12登板(3先発)、3勝1敗、防御率0.94の成績を残した。
最上級生で背番号「1」をつけて活躍した柿木蓮投手はドラフト5位で日本ハムに入団。2021年まで1軍登板がなかった。2022年に4試合に登板も、オフに戦力外となり育成契約へ。この2年間も1軍登板はなく、このオフに再び戦力外となった。14日の12球団合同トライアウトに参加し、打者2人を三振、左飛に抑えた。
また、1年秋からレギュラーを務めた山田健太内野手は東京六大学の立大でも強打のセカンドとして活躍したが、2022年ドラフト会議で指名漏れ。日本生命に入社し、迎えた今年のドラフトでも指名されなかった。(Full-Count編集部)
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