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2人のドラ1流出の可能性、守護神も不透明 “スカスカ”の支配下…中日に必須の補強

Full-Count / 2024年11月21日 10時9分

中日・井上一樹新監督【写真:北野正樹】

■3人が引退、2人がFA宣言、小笠原はポスティング、マルティネスは他球団移籍の可能性

 3年連続セ・リーグ最下位に終わった中日は立浪和義監督が退任。2軍指揮官から昇格した井上一樹監督の下、チーム再建に乗り出す。ただ、このオフには2選手が国内FA権を行使、小笠原慎之介投手がポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す。3選手が引退し、外国人を含む支配下9選手が戦力外、退団となった。戦力補強が必須の状況にある。

 今季限りで引退したのは3選手。田島慎二投手、砂田毅樹投手、加藤翔平外野手が現役生活に幕を閉じた。支配下の戦力外は6選手。42歳の中島宏之内野手を始め、三好大倫外野手、石森大誠投手、福島章太投手、上田洸太朗投手、加藤竜馬投手に通告された。加藤は野手に転向し、育成契約を結んだ。

 支配下の外国人では3選手の退団が決定。9年間在籍して通算1012安打を放ったダヤン・ビシエド内野手の他、来日2年目のマイケル・フェリス投手、同1年目のアレックス・ディカーソン外野手がチームを去った。また、今季2度目の最多セーブを手にした最強守護神ライデル・マルティネス投手も複数年契約が終了。他球団への流出が取り沙汰されている。

 さらに、今季チーム最多の24先発、144回1/3を投げた小笠原慎之介投手がメジャー移籍の見込み。2012年ドラフト1位の福谷浩司投手、捕手として今季チーム最多の58試合に先発出場した木下拓哉捕手が国内FA権を行使した。

 今季終了時点で支配下選手は上限の70人だったが、小笠原、福谷、木下、マルティネスがチームを離れた場合、支配下は54人となる。10月のドラフトでは4球団が競合した金丸夢斗投手(関大)の交渉権を得るなど6人を支配下で指名。全員入団でも60人で、70人まで余裕がある。2012年以降の13年間でAクラスは2度(2012年2位、2020年3位)と長く低迷が続く中日。現状打破へ今後、どんな補強を進めていくだろうか。(Full-Count編集部)

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