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初来日なのに…まさかの“カタカナ刺繍” 44歳の米レジェンドに意外な縁「親切な人ばかり」

Full-Count / 2024年11月21日 17時48分

米国代表のリッチ・ヒル(右)【写真:小林靖】

■リッチ・ヒルの息子ブライスくんのグラブに“カタカナの刺繍”

 意外にも初来日だが、日本との縁は深い。44歳のリッチ・ヒル投手は「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」米国代表の一員として、21日に野球日本代表「侍ジャパン」と対戦する。18日に来日してから少ない時間ながら野球ショップを訪問するなど楽しんだ。「みんな親切な人ばかりだね」と笑顔を見せる。

「ドジャースタジアムを思いだすよ」。東京ドームのグラウンドを懐かしそうに見回した。2つの球場は似ても似つかないようにも思えるが「左右対称だからビューティフル」。メジャーリーグで左右対称の球場は珍しく、2016年途中から3年半プレーしたかつての本拠地を思い起こしていた。

 44歳になった今年もシーズン途中にレッドソックスと契約し、4試合に登板。5年連続で球界最年長投手となった。メジャー13球団でプレーし、イチロー、松坂大輔、福留孝介ら多数の日本人とともにプレーした。「全員、野球に対してプライド(誇り)を持っていた」と敬意を示す。

 20日の前日練習では息子のブライスくんとキャッチボールを行った。父と同じ左腕のブライスくんのグラブにはカタカナで「ブライス・ヒル」と刺繍が施されている。「ニック・マルティネスが息子の為にグラブを手配してくれたんだ。グレートだったよ」。昨季パドレスで共にプレーした元ソフトバンクの助っ人からのプレゼントだったようだ。


カタカナの刺繍が施されたグラブ【写真:小林靖】

 プロとして米国代表は初選出。「野球のおかげで世界中を飛び回れることは、素晴らしい体験だよ。幸運だと感じている」。家族の思いも背負って日本戦のマウンドに上がる。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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