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大谷翔平、“仲良しコーチ”の移籍に思い「変な感じが」 マ軍戦に意欲「モチベーションの一つ」

Full-Count / 2024年11月22日 16時57分

ドジャース・大谷翔平(左)とマーリンズの監督に就任したクレイトン・マッカラー氏【写真:Getty Images】

■ESPNのインタビューに出演した

 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する最優秀選手(MVP)が21日(日本時間22日)に発表され、ナ・リーグではドジャースの大谷翔平投手が満票で2年連続、3度目となる受賞を果たした。米スポーツ局「ESPN」のインタビューに応じ、前人未到の「50本塁打-50盗塁」の達成を支えた“存在”に感謝を伝えた。

 大谷は昨年12月に10年総額7億ドル(約1061億円)でドジャースに移籍。レギュラーシーズン159試合に出場し、54本塁打と130打点で2冠を手にした。さらに史上6人目の「40-40」を通過点に「50-50」も達成。MLB公式のHPに記載されているスタッツだけを見ても、134得点、54本塁打、130打点、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036、99長打、411塁打、ISO(長打率-打率).336、本塁打率11.78の“リーグ10冠”だった。

 司会者から3度目のMVPの思いを聞かれると、「新しく入ったチームで初めてのシーズンで優勝もできて、素晴らしい賞を頂けて、また新しい嬉しさというか喜びがあると思います」と白い歯を見せた。今季は打者専念の1年になったが、「オフェンス面しか今年はできないですし、神経をそこに集中したいと思っていました」と語った。

 大谷はドジャースに加入した昨オフから走塁強化に重点を置いてきた。そして見事、盗塁数は自己最多の26個を大きく更新するリーグ2位の59個を決めた。走塁・盗塁面では、2021年からドジャースの一塁コーチを務めて来たクレイトン・マッカラー氏の存在も大きかった。しかしこのオフ、マッカラーコーチはマーリンズの監督就任が決まった。

 マッカラー氏が「54-59」にどれだけ支えてくれたかも聞かれると、大谷は迷わず「彼なしでは59盗塁を決められなかった」と即答。「本当にお互いに意見を交換しながら、1日1日、本当に僕の中の走塁の部分を助けられて成長できたと感じられた一年でした」と振り返った。「マーリンズの監督になって、(自分が)『50-50』を決めた球場で彼が向こう側にいるっていうのは変な感じがすると思いますが、彼の前で盗塁を決めるということが、今の僕の一つのモチベーションかなと思っています」と笑顔も見せた。(Full-Count編集部)

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