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投打の柱が流出か、5人戦力外 カギ握る助っ人野手、藤川体制でV奪回へ…阪神注目の補強

Full-Count / 2024年11月25日 13時33分

阪神・大山悠輔(左)と青柳晃洋【写真:小池義弘、矢口亨】

■秋山が引退…加治屋、遠藤ら5人が戦力外

 阪神は今季74勝63敗6分けでリーグ2位。連覇を逃し、クライマックスシリーズ(CS)はファーストステージでDeNAに敗れた。このオフには2選手が国内FA権を行使し、2年連続で最多勝に輝いた右腕がポスティングでのメジャー移籍を目指す意向を示している。主力選手流出の可能性がある中、来季へ向けての補強が注目される。

 今季限りで現役引退したのは秋山拓巳投手。33歳右腕は愛媛・西条高から2009年ドラフト4位で入団。2017年に12勝をマークし、2020年から2年連続で2桁勝利を記録したが、2022年から登板機会が激減。今季は1軍登板がなかった。

 戦力外は5人。加治屋蓮投手、岩田将貴投手、片山雄哉捕手、遠藤成内野手、高濱祐仁外野手が通告された。加治屋は楽天、岩田はDeNAと支配下契約、遠藤はオリックスと育成契約を結んだ。

 外国人ではシェルドン・ノイジー、ヨハン・ミエセス両外野手が自由契約選手として公示された。ノイジーは来日1年目の2023年、133試合で打率.240、9本塁打56打点。今季は49試合で打率.231、1本塁打8打点に終わった。ミエセスは2年間で74試合、打率.208、5本塁打16打点だった。

■大山&原口がFA権行使、青柳はメジャー移籍か…前DeNA楠本を獲得

 そして、2選手が国内FA権を行使した。大山悠輔内野手は白鴎大から2016年ドラフト1位で入団し、主力打者として活躍。昨年は最高出塁率のタイトルを獲得し、一塁手のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した。32歳の原口文仁内野手は代打の切り札として活躍。今季は52試合で打率.241、2本塁打をマークした。

 投手では青柳晃洋投手がポスティングシステムを利用したメジャー移籍を目指している。30歳右腕は帝京大から2016年ドラフト5位で入団し、通算61勝。2021年は最多勝利&最高勝率の2冠、2022年は最多勝、最高勝率、最優秀防御率の3冠に輝いた。

 一方、今秋のドラフト会議では支配下で5人を指名。10月29日にはパナマ出身の22歳、ジーン・アルナエス内野手を育成で獲得したことを発表。11月24日にはDeNAを戦力外となっていた楠本泰史外野手との契約合意を発表した。FA行使の大山、原口、そして青柳がいずれも抜けると仮定すると、支配下選手は63人。藤川球児監督1年目の2025年シーズンに向け、今後どのような補強を展開するだろうか。(Full-Count編集部)

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