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巨人OB、甲斐拓也を「獲った方がいい」 主力級捕手3人抱えるも…動くべき理由

Full-Count / 2024年12月2日 16時31分

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:荒川祐史】

■高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネルで語った

 巨人、メジャーリーグ、DeNAで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権の行使を宣言した甲斐拓也捕手について「獲れるのであれば獲った方がいい」と語った。

 高橋氏は甲斐について「いいキャッチャーですよ。打つ打たないでなくてインサイドワーク、肩の強さは抜群じゃないかな」と評価。その上で「いいキャッチャーは育ったら、そのまま長くいられるということが多い。それを獲ってジャイアンツのためにと思ったら、いい戦力にはなると思う」と述べた。

 巨人の捕手事情としては今季は28歳の岸田行倫がチーム最多の72試合に先発出場した。さらに35歳ベテランの小林誠司は36試合、打撃が魅力の31歳の大城卓三は34試合、5年目23歳の山瀬慎之助が1試合にスタメン出場した。「小林、大城、岸田。この3人はある程度活躍できるキャッチャーだけど、それ以上にキャッチャーはすごく重要な意味を持つ」として「FAで獲れるのであれば獲った方がいいんじゃないですかね」と語っている。

「FAで獲ると若手が育たないとかでてくると思うけど、仕方ないことだと思う。ジャイアンツは常に勝たないといけないので。勝つためにどういう戦力を整えていくのか、今までずっとやってきた。ジャイアンツのために獲る」。さらに「ファンは何でだよ、と思わず、若手頑張れとケツを叩く気持ちで温かい目でみてほしい」。OBとして巨人に根付く“伝統”への理解をファンに求めた。

 その上で改めて「僕は獲ったほうがいいと思います。甲斐選手の存在感は今年1軍にいた3選手にはないものが多くあると思う。3人にはいい勉強にもなると思う。いい風を吹かせてくれると思う」と進言した。

 しかし、仮に甲斐獲りに成功したとしても、正捕手が約束されないことも言及。「阿部監督はキャッチャーには特に厳しい。甲斐選手を獲ったとしても、阿部監督の目は甘いもんじゃない。結果を出したり、配球や自分の意見を通せるキャッチャーじゃないと認めないと思う。獲ってもレギュラー確定ではないかもしれない」と、ポジションが空いているわけでないことを強調した。(Full-Count編集部)

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