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日本経て32億円掴んだ34歳 元ド軍右腕のアジアに興味報道で…米誌が注目した“前例”

Full-Count / 2024年11月28日 20時0分

レッズのニック・マルティネス【写真:Getty Images】

■メッツなどで活躍したシンダーガード

 エンゼルス、ドジャースなどでプレーしたノア・シンダーガード投手が、日本でのプレーも視野に入れていると、21日(日本時間22日)に公開された米ポッドキャスト番組「The Baseball Insiders」内で明かした。米メディアはこの報道をうけ、“出戻り”で復活した投手に注目している。

 米ラジオ局「WDEV Radio」で番組を持つブレイディ―・ファルカス氏は、この報道を引用して日本で活躍した選手たちを紹介。NPBでプレーしたニック・マルティネス投手や、韓国でプレーしたクリス・フレクセン、エリック・フェッディ両投手の名前を挙げた。

 マルティネスは日本ハム、ソフトバンクでプレーし、2022年にはパドレスへ。同年は47試合、昨季は63試合に登板するなど重宝された。今季もレッズで42試合に登板し、10勝7敗、防御率3.10を記録。今オフはクオリファイング・オファーを受諾して1年2105万ドル(約31億8000万円)の契約で残留した。

 フレクセンはメッツからDFAとなって2020年に韓国・斗山でプレー。21試合で8勝4敗の成績を残すと、翌年はマリナーズで14勝を挙げてブレークした。2014年のドラフト1巡目(全体18位)と注目されたフェッディは、2022年にノンテンダーFAとなって、韓国・NCダイノスへ。20勝、防御率2.00と投手3冠に輝き、今季ホワイトソックスとカージナルスに所属し9勝を挙げた。

 ファルカス氏は「彼らはアジアに渡った経験があり、堅実なパフォーマンスを見せ、安定した仕事と高収入のために米国に戻ってきた」と伝えている。

 32歳のシンダーガードはメッツで3度の2桁勝利をマークし、FAとなって2022年からエンゼルスでプレー。8月にフィリーズにトレードされ、同年は2チームで25試合に登板して10勝10敗、防御率3.94だった。シンダーガードの現状についてファルカス氏は「まだ32歳のため、キャリアを続けて、近年彼のことを悩ませている問題を解決するための時間がある」と主張した。

 ドジャースでプレーした2023年は12試合で1勝4敗、防御率7.16と苦しむと、トレード期限が迫った7月末にガーディアンズへ移籍。その後は6試合で1勝2敗、防御率5.40で8月末にDFAとなり、今季は所属球団がなかった。去就は未定だが、アジアを経た復活はあるのだろうか。(Full-Count編集部)

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