巨人は田中将大を「獲りに行く価値ある」 OB左腕が断言、今季0勝も…活躍できる根拠

楽天退団を発表した田中将大【写真：小林靖】

■巨人OBの高橋尚成氏が公式YouTubeを更新…田中将について言及した

　巨人、メジャーリーグ、DeNAで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。楽天退団を発表した田中将大投手について、巨人は「獲りに行く価値はある」と持論を展開した。

　田中将は11月24日に楽天退団を電撃発表。高橋氏は突然のニュースに「ビックリしました。生涯楽天と思っていたので」と驚いた様子だった。

　今後のプレー先が注目されるなか、巨人に適しているかとの質問に「いい影響力を与えると思う。菅野が抜ける穴は大きい。成績はもちろん、精神的な柱がいなくなってしまう。戸郷とは違う、ベテランの柱があれば若手も相談できるというのは（聞きに）いきやすい。それを考えればマッチすると思う。獲りに行く価値はあると思う」と語った。自身も巨人入団時に同じ左腕のベテラン、工藤公康がいたことを挙げて「いろんなことを聞いた。精神的にも、技術的にも助かった」と語った。

　田中将はヤンキースから楽天復帰後、周囲が期待するほどの成績を残せなかったが「勝ち星は時の運もある。しっかりローテを守って投げているので間違いなくいいと思う」。昨年10月下旬には右肘関節鏡視下クリーニング術を行った。今季1軍登板は1試合に終わり、未勝利の内容だったが、高橋氏は「（手術の）影響あったから今年はだめだったと思う。歳を重ねれば治りも遅くなり、リハビリも長くなる。それを考えれば、来年の開幕には万全で間に合う。必ず間に合うと思っている」と復調にも太鼓判を押した。

「これだけの成績を残して、ヤンキースでもエース格として活躍した。生きる教材として間違いなくいい影響を与えると思う。まだまだできるでしょうし、気持ちも前を向いていると思うので」

　現在、日米通算197勝をマークしている。「あと3勝。その3勝をジャイアンツで200勝を迎えてほしいと思います」と巨人OBとして“ラブコール”を送った。（Full-Count編集部）