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大谷翔平、11月だけでMVP含む“6冠” 世界一後に受賞ラッシュ…12月以降も待つ偉業

Full-Count / 2024年12月2日 6時30分

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

■AP通信による「年間最優秀男性アスリート」選出の可能性も…

 感覚が麻痺しかねない衝撃の1か月だった。全米野球記者協会(BBWAA)が選出する最優秀選手(MVP)が21日(日本時間22日)に発表され、ナ・リーグではドジャース・大谷翔平投手が満票で2年連続、3度目の受賞を果たした。11月はMVP以外にも各賞を“総なめ”にし、今後もさらに栄誉を手にする可能性もある。

 大谷は10月30日(同31日)に自身初のワールドシリーズ制覇を成し遂げると、7日には今シーズンのプロ野球に最も貢献した人物に贈られる「正力松太郎賞」の特別賞に2年連続で選出となった。そしてここから、受賞ラッシュが幕を開ける。

 12日(日本時間13日)には、リーグ毎に各ポジションで優れた打撃成績を残した選手に贈られる「シルバースラッガー賞」の指名打者部門に選出。エンゼルス時代の2021・2023年以来3度目の受賞となった。14日(同15日)は、卓越した打者をファン投票などで選出する「ハンク・アーロン賞」、最も活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」、今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」の「ファーストチーム」DH部門の“3冠”を成し遂げた。

 そして21日(同22日)、自身3度目のMVPを受賞。両リーグでの受賞はフランク・ロビンソン(1961年レッズ、1966年オリオールズ)以来2人目、異なるリーグで2年連続受賞は初、そしてフルタイムの指名打者で受賞したのも大谷が史上初の快挙であり、文字通り歴史的な戴冠となった。

 表彰タイトルではないが、28日(同29日)には米放送局「MLBネットワーク」選出の「プレー・オブ・ザ・イヤー」に、前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成した9月19日(同20日)のマーリンズ戦が選ばれた。50号ボールはオークション会社「Goldin」によると、手数料込みで439万2000ドル(約6億6727万円=同)落札され、記念球の歴代最高額を更新。唯一無二の偉業に付加価値が添えられた。

 また発表時期は未定ながらも、AP通信による「年間最優秀男性アスリート」を受賞する可能性もありそうだ。大谷は昨年12月21日(同22日)に自身2度目の選出となり、複数回受賞は日本人&アジア人初。3度目の選出となれば球界では初の偉業。果たして今季は何冠フィニッシュとなるのだろうか。(Full-Count編集部)

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