ド軍の後払いが「物議を醸している」 米メディアは「抜け道」と指摘…総額1500億円に賛否
Full-Count / 2024年12月2日 14時42分
■米誌「ニューズウィーク」が掲載「後払い契約が物議を醸す」
ドジャースはこのオフ、FAになっていたブレイク・スネル投手、トミー・エドマン外野手と契約を締結。2年連続ワールドシリーズ制覇へ向け、補強を進めている。一方、2人とも後払いが適用されるなど、大谷翔平投手を含め多くの選手に同様の契約形態が取られていることに賛否が湧き起こっている。
米メディア「ニューズウィーク」は11月30日(日本時間12月1日)、「ドジャースの後払い契約が物議を醸す」の見出しで、JP・ホーンストラ記者による記事を掲載した。今回、ドジャースはスネルと5年1億8200万ドル(約272億円)で契約合意。6200万ドル(約93億円)が後払いとなっている。エドマンとは5年7400万ドル(約111億円)で契約延長。2500万ドル(約37億円)が後払いとされている。
昨年12月に10年7億ドル(約1047億円)で加入した大谷は97%が後払いで、計6億8000万ドル(1017億円)が10年契約終了後に支払われる。ムーキー・ベッツ内野手は1億1500万ドル(約172億円)、フレディ・フリーマン内野手は5700万ドル(約85億円)、ウィル・スミス捕手は5000万ドル(約75億)が後払い。5選手の後払い額を合計すると9億8900万ドル(約1479億円)になる。
元エンゼルス投手のジャレッド・ウィーバー氏の投稿を記事は引用。ウィーバー氏は「ドジャースの後払いに皆が不満を漏らしている。契約の全てがカリフォルニア州税の対象にならないことを知っていれば、契約が容易になる」と記した。
記事は「ウィーバー氏が指摘したように、後払い契約が物議を醸している。多くのファンは包括的労働協約(CBA)の抜け道だと言っているのだ」と指摘している。
一方で、米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏の意見を紹介。後払いは選手やオーナーの両方にメリットがある上、抜け道があると主張している。
同氏は「ショウヘイ・オオタニの契約を例に挙げると、10年間で毎年7000万ドル(約105億円)だから、ぜいたく税(の計算)は現在価値ではなく、7000万ドルで換算されるべきだ。そうすれば、ドジャースのこうした手法を阻止できる。だが、彼らのやっていることは違法ではない。完全に合法なのだ」とコメントしている。(Full-Count編集部)
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