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大谷翔平、二刀流復活は5月か? “WS胴上げ投手”と同じ担当医…復活法を踏襲も

Full-Count / 2024年12月5日 6時30分

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

■2度のTJ手術明けのビューラーは5月復帰、10月のワールドシリーズで胴上げ投手に

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は4日、都内のホテルで行われた「木下グループ 新CM制作発表会」に出席した。来季の二刀流復活を目指す大谷翔平投手が、来年3月に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦で投手復帰する可能性について、「3月時点での二刀流は難しいかなと思っている」と否定的な見解を示した。では、投手・大谷はいつ戻ってくるのだろうか。

 投手・大谷の起用法について、ロバーツ監督は「2025年のイニング数のマネジメントが非常に大事になってくる。どこのタイミングで投手復帰するかは10月までの計画をベースに考えたい」と話した。目安となりそうなのが剛腕ウォーカー・ビューラーの起用法だ。大谷と同じ1994年7月生まれの右腕は2022年8月に自身2度目のトミー・ジョン手術を受け、2024年は復帰1年目。ブルペン投球などスプリングトレーニングでの調整は順調に見えたが、オープン戦には登板しなかった。

 開幕をマイナーで迎え、試合復帰は3月31日(日本時間4月1日)の傘下3A・タコマ戦。その後、計6度のマイナー登板(計21回2/3)を経て、5月6日(同7日)の本拠地・マーリンズ戦でメジャー復帰となった。復帰後は2度の故障離脱があったが、ポストシーズンでもフル回転。10月のワールドシリーズでは胴上げ投手になった。

 ビューラーはレギュラーシーズンで75回1/3を投げ、ポストシーズンは15回。マイナーの投球回を合わせると、試合レベルで計124回2/3を投げた。大谷は2018年10月に右肘トミー・ジョン手術を受け、復帰後初のフルシーズンとなった2021年の投球回は130回1/3。来季の投球回は130イニング前後に制限となりそうだ。

 ビューラーと大谷の執刀医は、ドジャースのチームドクターも務めるニール・エラトラシュ医師だ。メジャー復帰登板へビューラーと同じ“タイムテーブル”が用いられる可能性はある。二刀流復活を待つ日本のファンにとっては少し残念かもしれないが、何より大事なのが再発を防ぐこと。胴上げ投手になったビューラーのように、10月に輝く二刀流・大谷を期待したい。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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