韓国野球で起きる“愚行” 繰り返される飲酒運転…地元メディア呆れ「倫理意識が」
Full-Count / 2024年12月4日 19時17分
■ロッテジャイアンツは約1年間で3度の飲酒問題が浮上
韓国プロ野球(KBO)は3日、ロッテジャイアンツに所属するキム・ドギュ投手を70試合の出場停止処分としたことを発表した。キムは11月11日に飲酒運転で逮捕され、免許停止になった。韓国メディアは「“反面教師”のない選手たち」と、繰り返される愚行に呆れかえっている。
KBOは2022年6月に飲酒運転に関する規定を整備した。4段階に応じて処分が変わり、免許停止に該当する場合は70試合出場停止、免許取消の場合は1年の出場停止、飲酒運転2回は5年の失格処分、3回以上は永久追放となる。今回のキムは“一番軽い”処罰の70試合となっている。
もっとも、ロッテジャイアンツの飲酒運転は今回に限った話ではない。昨年10月にはペ・ヨンビン内野手が飲酒運転で摘発され、血中アルコール濃度は免許取り消しレベルだったものの、球団がこれを“隠ぺい”。その後発覚して大きな問題となり、ペは球団から契約解除を通告された。さらにKBOからは1年間の出場停止に加え、80時間の社会奉仕活動が科せられた。
また、今季にはナ・ギュアン投手も飲酒問題で炎上した。6月25日の先発投手が決まっていたものの、前日24日の深夜から宴会を行っていたことが発覚。そして登板日は1回2/3を投げて8失点と“フィールド内”でも炎上したことが問題になり、自ら30試合の出場停止を申し出ていた。
韓国メディア「OSEN」は4日、「1年間で3回も酒のせいで……“反面教師”のない選手たち 『教育を強化する』ロッテだけが毎回深刻だ」と題した記事を寄稿し、ロッテジャイアンツの飲酒問題を取り上げた。同メディアは「球団と選手はビジネス関係であり、また球団が選手個人のプライバシーの領域まで管理することができないというが、選手の問題に球団だけが間違いなく非難されて頭を下げている」と選手たちを断罪。
そして「ある選手の不祥事によって、球団やチーム全体が批判される状況が繰り返されている。こうした現象が続けば、それが当たり前のこととなり、球団のイメージとして定着してしまう。選手たちの倫理意識そのものが欠如しており、その深刻さを認識していないとも解釈されかねない。球団としても頭を抱える状況だ。できることといえば、教育を強化し、繰り返し意識を徹底させることくらい」と、嘆きが止まらなかった。(Full-Count編集部)
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