日本を離れ「1番苦労した」 トイレの“当たり前”がない…実感した「Made in Japan」の偉大さ
Full-Count / 2024年12月12日 7時10分
■台湾に戻った呉念庭、日本では高校留学から15年生活
2023年に西武を退団し、台湾に帰国した呉念庭内野手。15歳で岡山共生高に留学し、15年間を日本で過ごした。久しぶりの母国で生活。約1年が経ち、「慣れてきた感じがします」と笑顔を見せるが、日本で染みついた生活スタイルの変化には戸惑いもあった。
台湾の社会人チームを経て、今年6月のドラフトで台湾南部・高雄市が本拠地の台鋼ホークスに入団。15年ぶりに台湾で生活している。「東京と比べたらのんびりしている感じがします」。気候も日本とは異なり蒸し暑い台湾だが、台湾プロ野球6球団の本拠地はすべて野外球場だ。日本でプレーしていた時より体力の消耗を感じ、リカバリーを大事にしている。
「日本はドーム球場が多いですし、水風呂とか設備も整っている。食事も種類がたくさん用意されています。当時は当たり前だと思っていたのですが、1回離れるとすごく恵まれていたなって感じます」
食生活の変化にも戸惑った。日本の食事に慣れてしまい、台湾の料理が脂っぽく感じるようになってしまった。「台湾の食事は美味しいんですけど、最初の方はちょっと苦労しました。やっぱり寝起きはさっぱりしたものが食べたいじゃないですか。日本だと、うどんとかそばがあるんですけど、台湾は朝からお弁当で、慣れない部分がありました」。
台湾の商業施設のフードコートには、日本食の店が多く出店している。うどんが食べたくなった時は「丸亀製麺」に行くという。「かしわ天とか、おにぎりもあるので日本と結構似ていて、味も日本と変わらないですよ」。慣れ親しんだ日本の味を今でも楽しんでいる。
食事以外で慣れなかったのが、トイレのウォシュレットだ。「それが1番苦労しました。ウォシュレットがあるのが当たり前だと思っていました。今はウェットティッシュを用意して、トイレに行くようにしています」と笑う。
日本で大好きだったサウナも台湾には少ないが、日本を訪れたときに楽しんでいる。「プライベートで日本に帰った時に、しっかり行きましたよ。日本には遠征に行くような感じです」。日本が恋しい日々は、しばらく続きそうだ。(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)
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