大谷翔平が予想外の回答、盗塁激増の理由 驚きの“野球勘”…スタートは「そこまで」
Full-Count / 2024年12月12日 7時20分
■「牽制が来た時にしっかり戻れるという自信があることが大事」
ドジャース・大谷翔平投手の野球勘が伝わってきた。移籍1年目の今季は54本塁打を放つだけでなく、リーグ2位の59盗塁。9日(日本時間10日)に行われた合同インタビュー。「盗塁数を大幅に伸ばしたが、走塁、盗塁で何かつかむものがあったか?」。1年の総括として質問すると、予想外のコメントが返ってきた。
「盗塁(が増えた理由)は一番は帰塁ですかね。リードと帰塁が一番ですかね」
自己最多を大きく更新する59盗塁。もちろん果敢に次の塁を狙いにいったからこその成績だ。それでも、大谷自身が進化を感じ取ったのは帰塁。「盗塁のスタートではなく?」。間髪を入れずに聞き直すと、こう返答した。
「(スタートは)そこまでですかね。しっかりとした姿勢で構えて反応できれば、ある程度、いいスタートが切れると思う。それより、しっかりとしたリードを取りながら、牽制が来た時にしっかり戻れるという自信があることが、スタートを切る、または二塁に進んでいく過程で大事だなという感じです」
盗塁は得点のチャンスを広げるが、失敗すれば試合の流れも変えかねない。果敢に次の塁を狙うよりも、まずは試合を壊さないことが前提。盗塁の記録への考え方も根底は同じだ。
「数字は積み重ねでしかない。特に盗塁に関しては、成功数よりも失敗数の方が、僕は大事にしたいと思っている。何本を企画するか(より)、企画した中で成功する割合が高ければ、それが勝利につながる可能性が高いと思う」
来季から投手復帰する。周囲では今季の盗塁数は減るという見方が一般的だ。それでも、今まで球界の常識を壊してきたユニコーン。「それを覆したい思いはあるか?」と聞いたが、あくまで勝利のための盗塁、走塁だ。
「失敗を減らしていくという作業をしながら、いけるときにはもちろんいく姿勢というのは、例え投手として、その試合で投げていたとしても、進塁した方が可能性が高いのであれば、もちろんいく準備はしたいなと思っています」
NPB時代の恩師、栗山監督は「走塁に野球勘が出る」と語っていた。いかに大谷がチームの勝利を求めているかが伝わってくる回答だった。(小谷真弥 / Masaya Kotani)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大谷翔平が盗塁激増を自己分析「リードと帰塁が1番」 重要視するのは盗塁数ではなく「大前提として…」
スポーツ報知 / 2024年12月11日 6時45分
-
【大谷翔平インタビュー(2)】エンゼルス入りの先輩・雄星に「ロッカー継いでくれたら」
スポニチアネックス / 2024年12月11日 5時1分
-
大谷翔平が見据える二刀流の“未来” 2026年WBC出場へ改めて意欲、28分間の激白…一問一答
Full-Count / 2024年12月11日 5時0分
-
勝てる「盗塁㊙技術」教えます...クセが出るのは投手の右足と首(小倉清一郎/元横浜高校野球部部長)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月18日 9時26分
-
大谷翔平の“50-50”はルール変更のおかげ? 伝説OBが真向否定、パワー&スピード両立の意義
Full-Count / 2024年11月17日 8時56分
ランキング
-
130年W杯の6カ国広域開催と34年W杯サウジ開催が正式決定 FIFA総会で承認
スポニチアネックス / 2024年12月12日 0時52分
-
2柔道の「有効」復活、来年から 下半身攻撃も解禁、国際連盟
共同通信 / 2024年12月11日 20時43分
-
3ジャッジ&ソトも及ばぬ“25/50” 大谷翔平の異次元人気に米感銘「オオタニ合衆国だ」
Full-Count / 2024年12月12日 7時15分
-
4ヤクルト 159キロ右腕バウマン獲得発表「チームの勝利を最優先し、貢献できるよう」 大谷に50号被弾
スポニチアネックス / 2024年12月11日 13時28分
-
5【中日】ライデル・マルティネスの巨人入り濃厚報道にも井上監督「希望はまだ捨ててません」
東スポWEB / 2024年12月11日 22時19分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください