ド軍指揮官、米専門誌の年間最優秀監督を受賞 負傷者続出の中世界一「決断力は的確」
Full-Count / 2024年12月12日 5時43分
■プレーオフの戦い方を評価「決断力は的確だった」
米野球専門誌「ベースボール・アメリカ(BA)」は11日(日本時間12日)、2024年の年間最優秀監督を選出。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が受賞した。ロバーツ監督は今季、自身2度目となるワールドシリーズを制覇。「功績を認めないといけない」と同誌は綴った。
ロバーツ監督は2016年からドジャースを指揮。就任1年目からチームを地区優勝に導き、2017年、2018年にはワールドシリーズに進出したが、いずれも敗退した。短縮シーズンだった2020年に自身初となるワールドシリーズを制覇。今季は大谷翔平、山本由伸両投手が加入し、2度目の世界一に輝いた。
今季のドジャースはタイラー・グラスノー、ギャビン・ストーン両投手がシーズンを完走できず、山本も6月から約3か月間離脱した。先発陣に負傷者が続出する中、ブルペンデーを多用。パドレスとの地区シリーズ、メッツとのリーグ優勝決定シリーズではポストシーズンタイ記録となる33イニング連続無失点を成し遂げた。
同誌は「健康な先発投手がわずか3人しかいなかったにもかかわらず、ロバーツ監督は過去8年で4度目のリーグ優勝、過去5年で2度目のワールドシリーズ制覇、そして1988年以来となるフルシーズンでの世界一に導いた」と評価した。「決断力は的確だった」と綴った。
ロバーツ監督の通算勝率.627は現役監督ではトップで、歴代でも5位に当たる。ポストシーズンでの勝利数では歴代6位。上位5人のうち、ジョー・トーリ、トニー・ラルーサ、ボビー・コックスの3人はすでに殿堂入り。残るブルース・ボウチー、ダスティ・ベイカーも「いつか殿堂入りするだろう」。レジェンド監督を引き合いに、ロバーツ監督を称えた。 (Full-Count編集部)
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